アメリカのイリノイ州、オークパーク・リバー・フォレスト高校に留学中の上牧令依さんから第1回目の留学報告が届きました。

 

私はイリノイ州のシカゴに留学しています。アメリカでの生活は辛いことも楽しいことも沢山あり、毎日試練の連続です。それでも、周りの人に助けられながら毎日笑顔で生活しています。

 

私はシカゴの都心部から車で1５分程度のところにホームステイをしています。シカゴはアメリカの3大都市のひとつで、観光客にも人気のある都市です。シカゴと聞いたら、高層ビルがたち並ぶ街を想像すると思いますが、シカゴの人たちはこのような都心部をダウンタウンと呼びます。日本で“ダウンタウン”は下町という意味として使われますが、アメリカでは都心部や繁華街という意味を持ちます。私がこちらに来てすぐの時、友達にダウンタウンに行こうよと誘われたのですが、私はそのときどこか危ない街に遊びに行くのかと勘違いしてしまいました。日本語と英語で意味が100％変わるなんてとても面白いですよね。

 

私の地域は移住してきた人がほかのアメリカの地域と比べて多く、私の学校は違う人種、違う国から来た人であふれています。私の学校そのものが人種のサラダボールのようです。なかでも、私が一番驚いたのは友達の中国人についてです。彼は2年前にシカゴに移住してきて、私と同じ学校に通っています。私ははじめ彼の両親の仕事の都合などで移住してきたのかと思っていたのですが、なんと彼は彼自身の英語の勉強のために両親とともにアメリカに移動してきたのです。私は彼のような中国人学生を何人も知っています。しかし、私は勉強のために移住してきた日本人にはまだ一度も出会ったことがありません。日本では海外経験や英語の勉強をする方法として留学が一般的ですが、中国はやはりスケールが違いますね。

 

私は7月の中旬に日本を出発し、気がついたらもう１１月です。アメリカでの生活は1日がとても短く感じます。今はその短い１日をいかに有意義に過ごすか格闘中です。“選んだ道をどう進むかが大事だ”この言葉は私のとても尊敬する人の言葉です。私は自分が選んだ長期留学という道を後悔しないよう、そしてこの道を選ばせてくれた人に感謝してこれからも毎日楽しく元気に過ごしていきたいです。