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キャリアデザイン

スタディツアー

知識と見聞を広げるのスタディツアー。
興味や進路に応じて選択することができます。

本校では修学旅行を「スタディツアー」と呼び、5年生の秋に実施します。コースは、国内(沖縄)・カンボジア・台湾の3つ。5年生4月から半年間の事前学習を行い、大きな学びの機会としています。


スタディツアーの目標

  • 勉強する意味=生きる意味を実感する機会を持ち、自発的な学びへの動機とする。
  • 「世界」に対する新しい「視座」を持つ。
  • チャレンジし、自分を変え、共に生きる社会について考える。

カンボジアコース

カンボジアコースでは、現地の中学校・高校をはじめ、孤児院や日本のNGO施設を訪問し、様々な人々と交流を深め、異文化を肌で感じる中で、自分が何をすべきか、何ができるのかを考え、行動してきます。

事前学習

カンボジアについて知る
  • ブックレポート
  • カンボジアからの留学生との交流
  • 大学教授による出張講義
カンボジアで
挑戦したいことを決める
  • 現地での日本文化の紹介
  • ボランティア活動の実践

生徒の感想(事前学習)

  • カンボジアは環境が大丈夫なのかという不安があったのですが、事前学習を通して、今では、実際に自分が行った時に「どんなことを感じるか」がとても気になっているので、行ってみたいという気持ちが強くなっています。
  • 準備学習の前は、なんとなく話せて楽しめればいいなと思っていただけでした。色々なゲストを招いたり、自分たちが行くところなどを調べたりして、私たちが知るべきことはまだたくさんあるということに気づかされました。
  • 事前学習をするたびにどんどん新しいことについて知り、学べてとても楽しみになってきました。ブックレポートを作る時には、本を読み進めていくうちに自分の知らなかった現実が次々とわかってきました。認めたくない現実もカンボジアでは実際に起こっているということもわからなければならないと思いました。これからも事前学習を大切にしていきたいです。

実際のプログラム

【実施例】

1日目 (移動) 新千歳 バンコク カンボジア
2日目 平和学習 アンコールワット遺跡見学

アキラ地雷博物館とお店見学

かものはしプロジェクト訪問

アプサラダンス鑑賞

3日目 平和学習 孤児院(だるま愛育園)訪問

孤児院(ファームチルドレン)訪問

※子供たちとの交流ボランティア

4日目 キャリア学習 現地中学校訪問

現地高校訪問

※現地学生との交流

孤児院(だるま愛育園)訪問

孤児院(ファームチルドレン)訪問

5日目 キャリア学習 トンレサップ湖クルーズ

オールドマーケット散策

現地小学校訪問

(移動) カンボジア バンコク
6日目 (移動) バンコク 新千歳

生徒の感想(実施後)

  • 私たちは第一期生としてカンボジアに行きました。前例がない分、現地でのイメージができず不安でしたが、現地に着いてみるとそんな不安を吹き飛ばすような感動と温かさに包まれました。
    最も印象に残っていることは、二日間にわたって訪れた孤児院です。子どもたちは本当に明るく、人懐っこくて、不安な気持ちは一切なくなりました。子ども達と遊ぶのは本当に楽しくて、言葉が通じなくてもこんなに楽しく交流できるんだと驚きました。そして二日目の別れ際には日本語で歌を歌ってくれ、みんなで泣きながら別れを惜しみました。
    また、小学校訪問で聞いた、その学校の生徒達で結成された楽団の演奏も印象に残っています。この学校で音楽の指導をしている日本人の先生が私たちの事前学習に来てくださり、そのときに動画を見せてくださったことがあります。その中の子ども達の笑顔に感動し、私はコミティを務めようと心に決めました。そんな思い入れのある演奏を実際に聞いたことで、交流の準備で苦労してきたことや不安に思っていたこと、現地で出会った子ども達の笑顔など、様々なことを思い出し、涙があふれました。
    カンボジアを選択して後悔したことは一つもありません。連れていってくださった先生方、家族に本当に感謝しています。

広島・関西コース

広島・関西コースでは、広島では主に平和記念公園や大久野島を訪問し平和学習に取り組みます。大阪ではUSJに行きキャリア学習を、京都では自主研修がメインでキャリア学習や歴史学習に取り組みます。

事前学習

平和学習
  • 戦争でどのような被害を受けたかを知る
  • 戦争で他国に及ぼした影響を知る
  • 「平和」について、問題意識を各自が持つ
キャリア学習
  • 本校OGによるキャリア講演
  • USJキャリア学習 プログラムの実施
  • 自主研修でのインタビュー計画

生徒の感想(事前学習)

  • 私は何をしなければならないか、よくわからない。子どもだから、たとえまっとうなことを言っても相手にされないと思う。けれど、できることならたくさんある。学校の献金や署名運動など、できることを少しでもしなければならないのではないかと思った。
  • 平和を実現するには、自分の幸せだけでなく他者の幸せも尊重する必要があると思います。だから宗教の違いを認めること、互いの文化の違いを知ること、お互いを許し合うことが必要だと思います。私はクラスメイトや先生方となど、人との関わりをもっと見直していきたいです。相手を否定して自分の考えを押しつけたりせずに、まわりの話を受け入れていけるようにしたいです。
  • 「平和」という言葉を辞書で調べると、戦争と戦争の間のことだと説明されていた。辞書で調べた「平和」はとても恐いと感じた。私は、「平和」とはだれもが自由でどんなことにも縛られないことだと思う。

実際のプログラム

【実施例】

1日目 (移動) 新千歳 羽田 広島
歴史学習 厳島神社見学
2日目 平和学習 広島原爆資料館・平和記念公園見学

被爆体験講話

広島原爆養護ホーム訪問

旧本川小学校見学

3日目 平和学習 大久野島見学

※毒ガス資料館、史跡巡り

4日目 キャリア学習 USJ見学
歴史学習 自主研修
5日目 キャリア学習 東寺見学
歴史学習 京都自主研修
6日目 歴史学習 東大寺・春日大社見学
(移動) 伊丹 新千歳

生徒の感想(実施後)

  • 私がツアー前に思っていたことは、ただ「USJ超楽しみ!」だけでした。ですが、実際に参加してみると、とにかく内容の濃い、これから先の平和を深く考えさせられるものとなりました。
    そのきっかけとなったのは、広島二日目に訪れた原爆養護ホームです。ここで実際に被爆された方の話を聞き、原爆の恐ろしさと悲惨さを知りました。それから、今、自分がいる環境や自分を支えてくれる友達や先生方、家族のありがたさに気づきました。この平和が広がるために、永遠に続くように、少しでも自分たちにできることをしていきたいと思いました。
    広島で多くのことを学んだ経験は、自分の将来にも役立てられそうです。もちろん、班のみんなで行った宮島、USJや京都の自主研修も初めて見るものばかりで、改めて日本の文化や技術の進歩に感心させられました。
    最後に、周りの方々に助けられてきたおかげで、今の自分があります。だから、これからは感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいと思います。
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