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キャリアデザイン

仕事020「外資系コンサルティング・大学院生」

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020

外資系コンサルティング・大学院生

日本だけでなく、
世界中の社会問題解決を願い、
行動し続ける人間でありたい

請井 悠貴子さん [中高 一貫コース 2012年卒]

幼少期から「日本の外の世界」に興味を持ち、高校1年のときにカナダで1年間の留学を経験。大学では多文化共生について学びながら多様なプログラムを経験。大学卒業後、デロイトトーマツコンサルティング合同会社でコンサルティング業務に取り組みながら、政策研究大学院大学の国際的指導力育成プログラムで外交戦略論や国際政治学について学んでいる。

国際協力の学びを深めたいとの思いから国連ユースボランティアを経験

大学3回生まではYMCA世界市民育成プロジェクト、交換留学やCCC(Cross Cultural College)プログラムに参加しながら、異文化コミュニケーションの視点で多文化共生を軸にした学びを深めていました。しかし、2回生の時から興味を持っていた国際協力の学びを深めたいと一念発起し、交換留学から帰国して2か月後、国連ユースボランティアに参画し、UNタンザニアオフィスにあるUNVという機関の広報官として派遣されました。あくまでもインターンという立場でしたが、正職員と遜色ない内容の業務をこなしながら大学生活最後の学期を過ごしました。半年に満たない期間でしたが、国連ユースボランティアで学んだことが現時点での私のキャリアパスの礎となっているように感じています。

 

コンサルティングを通じて日本社会の問題解決へ

コンサルタントは、クライアントからご依頼いただいて初めて成り立つ職業です。クライアントは事業会社、独立行政法人、及び官公庁など多岐にわたります。また、ご依頼内容も案件によってコンサルタント側のアプローチや提供価値の内容が変化します。会社の命運をかけた意思決定、それに係る方向性策定やプロセス設計に関して、第三者の目線で意見を取り入れるためにコンサルタントが雇われるのだと感じています。クライアントからの要望に100%的確にお応えするのは「当たり前」で、要望されている以上の価値をクライアントに提供することもこの業界の「当たり前」とされています。そのために、高い論理的思考力、コミュニケーション能力、迅速な資料作成能力などがコンサルタントには求められます。

 

▲コンサルタントのやりがいと目標について語ってくれた請井さん

クライアントとの共同作業を経て課題を解決し、ご要望以上の価値が提供できること。そして、クライアントの未来がよりよく変化していくことにやりがいを感じます。そのような成果を積み重ねて、国内企業、及び日本社会が抱える問題解決に繋げいくことが目標です。

今後は、大学院での学びも踏まえて、日本だけでなく世界の社会問題を解決する役割を担えるような人材になりたいと考えています。

 

高校時代のカナダ留学が私を変えた

人前に出ることに大変な苦手意識をもつくらいの人見知り、引っ込み思案だった私でしたが、高校時代のカナダでの1年間の留学で、驚くほど変わりました。英語力だけでなく、行動力とチャレンジ精神まで身についたのです。また、確固たる自信を身につけたことで、帰国後は、学友会の文化委員長を務め上げ、英語劇「LION KING」ではムファサ役でほんのちょっとだけ校内を賑わせました。

北星女子での学校生活を通じて、どのような場面でも自分らしくあろうと考えて、行動しようとする積極性を身に付けられたことが、今も大きな糧となっています。好奇心に引き寄せられるまま、何事にも挑戦しようと情熱を捧げることに「遠慮」や「ためらい」を生じさせる謎の壁をすんなり乗り越えられる精神が身についたのです。大学生活では交換留学、被災地ボランティア、並びに国連ユースボランティア派遣など貴重な経験を得られるチャンスを掴むことができましたし、私にとってチャレンジあふれる現職への転職活動に踏みきる後押しとなりました。

いつ何時でも自分らしくあること。そして、自分を表現することが許されるべきだと学べたのが北星女子でした。

 

※記事中の所属・役職等は2021年3月現在のものです。

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