北星ガールズ
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北星ガールズ
2日目報告
朝は8時までに起きてゆっくりホテルで朝食。とてもおいしかったようです。
天候は曇り、風が少しありこの時期としては涼しい方(27-28度)だということでした。ほっとしました。
昼は近くのレストランでクメール料理のビュッフェ。フルーツやデザートも豊富で大好評。
その後、2チームに分かれて、「かものはしプロジェクト」
(女性の就労支援をしている日本のNGOの活動現場)とアキラ地雷博物館を訪問しました。
「かものはし」では、地元の20代の女性たちが60人ほどで井草を使った小物を製作しています。
経済的に苦しく中学校教育を受けてない女性が、NGOの指南を受けながら縫製の技術を学び
社会性を身につけ自立していくプロセスの一部を見ることができました。
お金ではなくスキルを支援するという教育プログラムです。目標をもって生活する若い女性たちの
働く姿に感じるものが多かったようです。
ここで作られた井草の素敵な小物をお土産にたくさん買っていました。楽しみにしていてください。
「かものはし」で働く女性のお宅を訪れました。28歳のスレイパーさんは、病気のお母さんを抱え、
4年前から「かものはし」ミシンを踏んでいます。2年後を目途に自分で仕立て屋を出すのが目標だと
語っていました。お宅の中を見せていだだいた後、いくつか質問をし、暖かい笑顔に見送られお宅を
後にしました。カンボジアの村の暮らしを垣間見ることができ、貴重な時間となりました。
そして、地雷博物館へ。日本人のボランティアガイドの川広肇さんが館内を案内してくださり、
そもそもなぜカンボジアに地雷が埋められたのか、1970年代に内戦が起こった経緯を詳しく
話してくださいました。地雷を一人で4万個除去したというアキラさんの偉業に、
改めて感動したという生徒たちの声が聴かれました。
昨晩からの疲れがまだ残っている生徒も多く、移動のバスの中はかなり寝ていましたが、
ホテルに着くと元気にお向かいのモールへ買い物に。楽しかったようです。元気です。
夕食は、カンボジアの伝統舞踊、アプサラを見ながらのアジアンビュッフェ。
アプサラの独特な指使いにくぎ付けになりました。
振り返りミーティングは4グループに分かれて今日感じたことをそれぞれの言葉で語る時間です。
とりわけ村の家庭を訪問した際にたくさんの気づきがあったようです。
日本より貧しい国なのにまっすぐ目を見て話す村の女性と出会い、「自分の国に自信があるように
見えて見習いたいと思った」「ものがたくさんあると人と関わる回数が減るんじゃないかな」など
様々な振り返りがありました。
また、自分たちの生活環境とあまりにもかけ離れた住空間に足を踏みいれ、大きなカルチャーショック
を受けました。それを仲間と共有し心に納めていく作業でもあったようです。
明日はアンコールワットと、午後はいよいよ孤児院での交流です。コミティを中心に準備してきた
活動が展開されます。楽しみです。