今日最初の研修は「ベートーヴェンの足跡を訪ねる旅」と題して、地下鉄とトラム(路面電車)を乗り継いで、かの有名なハイリゲンシュタットに向かいました。道中またイヤフォンガイドが大活躍。トラム車窓から見える作曲家ゆかりのそれぞれの場所を岡本さんが詳しく説明してくれました。ハイリゲンシュタットに着いてからは、まずベートーヴェンが散歩した小道を小川に沿って歩きました。われわれも楽想が湧いてきました(かもしれません)。

その後、ベートーヴェンが遺書を書いたという家にも行きましたが、ここは月曜日休館なので外観を眺めるだけ。

その後、バスと地下鉄を乗り継ぎオペラ座に戻ります。少々買い物のあと、ウイーン市庁舎の地下にあるレストランで、ウイーン名物「ウインナシュニッツェル(小牛のカツレツ)」をいただきました。肉が柔らかくとっても美味しかったです。

午後からは、徒歩で新王宮へ。そこで古楽器博物館を見学しました。ふだん何気なく演奏しているピアノや楽器もこのような進化の過程を経ているというのを目の当たりにすることができました。その後、王宮庭園にあるモーツアルト像(夏になるとト音記号の花壇で有名)の前で写真を撮りました。

全員しっかり朝ごはんを食べてから、ホーフブルク宮殿のミサに参列しました。ミサの合唱にはウイーン少年合唱団もおり、約1時間40分の厳粛なミサでした。ミサの後には、みんなの前でウイーン少年合唱団が合唱を披露してくれたり、外に出た後には一緒に記念写真を採ってくれたりと、とてもよい体験となりました。

その後、地下鉄に乗りシェーンブルン宮殿へ向かいました。今日は最高気温が3度でしたが、風が吹くとやはり寒いです。今回も現地ガイドの岡本さんの素晴らしい解説にみんなは学習が深まったようです。今年から全員がイヤフォンガイドをつけることになりました。そのためクリアに解説が聞き取れるようになり、効果は絶大でした。

レストランでの昼食後は、国立歌劇場のバックヤードツアーです。舞台スタッフの仕事ぶりを見たり、上演の大変さを岡本さんから教えていただいたりしました。ホール内の様子や舞台裏を巡ることにより、7日のオペラ鑑賞の下見をしっかりしてきました。

バックヤードツアー後は、街のシンボル「聖シュテファン大聖堂」「モーツアルトハウス」金色のJ.シュトラウス像で有名に「市立公園」そして「ベートヴェン像」を見学後、帰着。ホテルで夕食をとりました。

2019年1月5日(土)いよいよ音楽科ウイーン修学旅行が始まりました。朝7時という早い時間の集合にもかかわらず、全員そろって出発式を行い、副団長の鹿田(4年)さんからお見送りの保護者の方々に旅行への意欲を表明し出発しました。

8時30分に新千歳空港を出発。羽田を経由し、ヨーロッパの玄関口のミュンヘン空港に17時ぐらいに到着しました。既に14時間を超えるフライトで生徒たちも少々疲労の色が見え始めました。しかし期待の方が上回っているような笑顔です。

ミュンヘンからの離陸が一時間以上遅れ、ウイーンに着いたのは22時を回っていました。新千歳発から計算するとなんと22時間! 憧れの地に着いた実感を感じる暇もなく、慌ただしくバスに乗り込みホテルを向かいます。この日は珍しく雨でした。

やっとホテル「アナナス」に到着しました。23時を過ぎているので早く休んで明日からの本番に備えたいと思います。
家庭科 「天使大学大学院生による性教育の授業」
12/12(水)~14(金)
3年生家庭科の授業の一環として「天使大学大学院生による性教育の授業」
を実施しました。
思春期のこころとからだの変化や性の問題、デートDVや避妊の話など、
事前のアンケートを参考に「これから大人になっていくみんなに知って
おいてほしいこと」というタイトルでの授業でした。
クイズやドラマ仕立ての劇、分かりやすいスライド教材など、
生徒が興味を持って聞けるような工夫を感じる内容でした。
最後には「いのち」についての動画と助産師を目指す学生ならではの
お話しがありました。
私たち一人ひとりが今こうしてここに存在するまでの「生命の神秘」。
そのようにしてできたかけがえのない「自分」を大切にして自分の未来を
しっかりと選択してほしいというメッセージ。
ひとつのいのちが生まれるまでの奇跡的な道のりへの感動、
大変な出産を乗り越えて自分をこの世に送り出してくれたお母さんへの感謝。
とても心に響いた様子で、涙を流す生徒も多くいました。
~生徒の感想~
「中絶や避妊は“起こってから”ではなく“防ぐこと”が大事なんだと思った。
「相手に流された」ではなく、自分から断ったり、判断することで、
自分だけではなく相手や周りの人のことも傷つけずに守ることができるんだなと考えた。」
「お母さんが私を産むために一生懸命だったこと、育てようとする思いやりを
感じて感動した。両親に感謝でいっぱいになった。」
「今後の体の変化や心の変化は自然で大切なものなんだと思って受け入れて
いきたいと思った。子どもを産むか産まないかの選択もあるけれど、
私のところまで何百年、何千年とつながってきたいのちのバトンをつないで
いくことも大切だと思った」
自分を含めて、すべての命の尊さを大切にできる女性になってほしいと願っています。
天使大学大学院の皆さま、本当にありがとうございました。
