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校長・教員ブログ

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今年の4月から北星女子で勤め始めました、皆川といいます。実は私、英語を教える傍ら、高校時代から続けている演劇活動もしています。昨年は勤務していた旭川で、久しぶりに俳優として出演もしました。今年は高校の演劇部の顧問もやっています。そんな私から、みなさんに問題があります。

 

“演劇と映画の違いって何でしょうか?”

 

この問題が槍玉にあがったのが、一昨年の春、コロナウイルスの流行が始まったころです。劇場でクラスターが起こったことをきっかけに、演劇活動は「三密を回避できない」と指摘され、劇場に立って活動をすることに逆風が吹きました。「すべての劇団は映像を作って配信すればよい」とする風潮もありました。実際に配信をしたり、ZOOMで公演をする劇団もありました。陽性者や接触者が出て公演の中止を余儀なくされた団体もありました。こうして挙がったクエスチョンが“演劇と映画(映像)の違いは何?”なのです。

 

明確な答えはないと思いますが、少なくとも私は「エネルギーを生で感じられるか否か」だと思います。想像してみてください。例えばあなたが好きなアイドルが、目の前で「好きだよ」と言ってくれるのと、画面越しに「好きだよ」と言ってくれるのの二択だったら、確実に前者を選ぶと思います。ほかにも目の前で誰かが殴られるのと、画面越しに誰かが殴られるのでは、感情の動きが変わってくるのではないでしょうか。こうした生のエネルギーを体感できる場が演劇なのだと思います。だから私はこれからも演劇を続けていきたいし、演劇をやろうとしている高校生を応援していきたいとも思っています。

 

さて、今週末10月8日(土)13:00~、本校高校演劇部が石狩支部大会で上演をします。部員たちの生のエネルギーを感じ取ってみてください。場所は札幌市教育文化会館です。

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