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校長・教員ブログ

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小学校の時に2度の転校を経験した。

1度目は小学2年生のとき。担任の先生に「1か月後に転校します」と自分で告げることになっていた。私は1週間と1か月の区別がつかず、担任の先生に「1週間後に転校する」と伝え混乱させてしまったことを今でも鮮明に覚えている。

2度目の転校は小学5年生のとき。なんと小学2年生まで通っていた元いた学校に転入することになった。仲の良かった子たちに盛大に迎えられ嬉しかった。最初のテストの結果が良く、担任の先生に、クラスメイト全員の前で褒められた。それから算数は木村に聞けば大丈夫。というクラス全体の認識になっていった。ただ、これには「からくり」がある。転校前の学校の方が授業の進度が速く、特に算数の内容はすべて習い終わっていた。転入先の学校では2度目の授業を聞きテストを受けたので、今までにないほど理解した状態でテストに臨んでいただけだった。

私は小学校に入ってから掛け算で躓き、特に6,7,8の段は壊滅的で、親にも半分あきれられていたほど算数が苦手だった。そんな私が今、数学の教員をしているのだから、生徒たちの未来なんか当然予想できないのである。ふとした一言で子どもに自信をつけさせ、ましてや運命を変えられたその当時の担任の先生はすごいとしか言いようがない。

北星にお世話になって24年目。これまでに多くの生徒と月日を共にしてきた。私もいつかは、生徒たちがまだ気が付けていない力を見つける手助けをできるようになりたいと思い毎日を過ごしている。

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