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校長・教員ブログ

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 「何か育てたい!」。これは最近の我が家の息子の口ぐせです。我が家にはウサギの茶々丸くんがいて、「ウサギを飼ってるから、それで十分じゃない?」と言うと、「ううん、それじゃ足りないの。もっといっぱい何か育てたいの」と答えます。

 

 4月。学童保育から帰ってきた息子がティッシュで包んだ何かを持ってきました。「おやつで出たポンカンに立派な種がたくさんあったから、持って帰ってきた。これを育てたい!」…とりあえず鉢に植えてみました。すると1か月後に芽が!大喜びで毎日せっせと水をあげ、けっこう立派に育ってきました。

 

 5月。今度は金魚を5匹持って帰ってきました。5匹!!全部に名前をつけ、えさをやり、かわいがっていましたが、もともと弱かったのか、1匹が病気になるとあっというまに5匹全部病気になり、かわいそうでしたが2週間で死んでしまいました。1匹いなくなるごとに庭にお墓をつくり、号泣し、お線香をあげる息子でした。

 

 6月。さらに今度は「金魚をうめた庭に、金魚がさびしいだろうから何か野菜を育てたい。」と言い出し、枝豆・人参・はつか大根・シソの種を植えました。これまたせっせと毎日水をあげ、芽が出てきました。ところが、ある日シソの芽が荒らされていました。野良猫ちゃんのしわざかね、仕方ないね、と言いましたが「シソがかわいそうだ」とまた号泣。

 

  

 

 

 

 

ポンカン                

カブトムシ

 

7月。ホームセンターの一角でじーっと何かを見つめる息子。「去年はクワガタを育てたから、今年はカブトムシを育てたいな…」と不穏なことをつぶやいています。根負けし、オスを購入。すると「一匹だけじゃかわいそうだよ。仲間がいないとさ。ちゃんとお世話するから」…ということでメスも購入。名前をつけ、毎日ちゃんとお世話をして観察しています。…でも、すいぶん「育てる」ものが増えてきたねえ。テーブルの上が鉢と飼育箱でいっぱいだよ。

 

 そして先日。「ただいまー!ピーナツの苗を5個、もらってきたよー!育てようー!」。ピーナツ!!どうやって育てるんでしょう!?しかも「ピーナツだから鳥が食べちゃうと思うから、外には植えない」のだそうです。ああ、家の中がどんどん鉢に占領されていきます。

 

 …息子の「育てたい!」ブームはまだまだ続きそうです。「育てるもの・生き物」が増えるとお世話がとても大変です。でも、育っていく様子を眺めて喜び、かわいがり、「死んでしまった」と号泣したり悲しんだりするのは、子供の成長にはとても大切なものだなあ、と感じます。日頃、息子の「育てたい!」に振り回され、ブツブツ文句を言っている私ですが、実はけっこう楽しんでいます。…ちなみに、息子が次に育てたいものは「おばけエビ」だそうです!

 

 

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