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英語科の長期留学レポート

英語科の長期留学レポート

アメリカのウェスト・バージニア州、リプリー高校に留学中の齋藤和花さんから第3回目の留学報告が届きました。

 

皆さんこんにちは、のどかです!みなさんお元気でお過ごしですか?先日卒業式があって私のアメリカでの学校生活は終わってしまいました。高校に通えた毎日は私にとって言葉に出来ないほど素敵な時間で、数えきれないほどの思い出と大切な友達を持つことが出来ました。今回のレポートでは私の学校生活について書きますね。

 

 私の留学生活は学校の友達の存在なしにはこんなに楽しいものにはなりませんでした。初めの頃を思い出してみれば、何があっても笑顔を作ろうと必死に頑張って何度も悲しくなった時もありましたし、孤独感を感じた時もありました。だけど今では楽しい冗談から相談までなんでも話すことが出来たり、魚のマネの顔を見せ合って笑いあえるそんな大切な親友たちがいつでも横にいるんです。本当にこんなに幸せなことはないですね。どんなに辛くても試み続けることの大切さを身に染みて学びました。

 

留学する前に「出来るだけたくさんのことに挑戦しよう!」と決めていたので、少しでも興味があったり、友達が誘ってくれたものに出来るだけ多く参加しました。どれも楽しくてそしてたくさん学ぶことがありましたが、特にバンドのメンバーになれたことが私を、私の毎日を変えてくれたなと感じています。マーチングシーズンからコンサートバンドにかけてほぼ一年間授業時間と放課後に練習したり、試合の応援に行ったこと、州大会で一番高い点数を取ったこと、バンド旅行など、みんなと過ごす時間はとっても楽しくて、そして今では家族のような存在になりました。先日は最後のコンサートがあって、その日がみんなと一緒に演奏する最後の機会でした。バンドのみんなと過ごした時間は言葉で表現できないほど大切なもので、正直に言うとこのまま来年も残って一緒にマーチングしたいぐらいです(笑)もしバンドに入っていなかったら私の留学生活は大きくちがうものになっていたでしょうし、とにかく先生方と友達に感謝の気持ちでいっぱいです。そうだ、学期末のインフォ―マル表彰式では、賞をいただきました。一番バンドを活気づけた人に贈られる賞です。まさか自分の名前が呼ばれるとは思ってもいなかったのでびっくりしましたがすごく嬉しかったです。なにか恩返しがしたいと思って、手紙と一緒に千羽鶴を渡しました。日本の祖母が作って送ってくれたんです。みんな綺麗だねと言ってくれて、今はバンド教室の賞状が飾られる棚に置かれています。前に授業を貰ってプレゼンテーションした時も感じたのですが、日本について紹介して知ってもらうのは凄く嬉しいことですね!

 

そして先週、アメリカの高校を卒業しました!スクールカラーの真っ青なガウンとキャップを被って、最後には天井高くキャップを投げました。体育館に(残念ながら雨が降っていて外で出来なかったんです)入退場した時、そして証書を受け取った時には、会場にいた友達たちが私の名前を叫んでくれました。証書を受け取った時には先生方が「のどかがここに来てくれて嬉しいよ」と声をかけて下さったんです。その一言から私は号泣してしまいました(笑)最後にみんなで校歌を歌いました。リプリーではいつも肩に手をまわして歌うんです。なにかイベントや試合がある時は毎回歌うんですが、それもこの日が最後でした。みんなと歌詞を覚えるのに必死になって練習したのが今ではすごく懐かしいです。この曲は私の一生のお気に入り18番になると思います。卒業式の後はたくさんの友達と写真を撮って回ったのですが、これがみんなと会える最後の機会だと思ったらまた涙が止まりませんでした。そうです、もしかしたら気づいた人もいるかもしれませんが、ここ二週間ほど毎日私は学校で泣いていました(笑)もう少しでみんなとお別れするのがとてもつらかったんです。私が泣く前に泣きながらハグしてくれた友達もいましたし、冗談を言ったり、変な顔を見せて私を笑わそうとしてくれる友達もいました。こんなにお別れが寂しくなるほど素敵な時間を過ごせて、たくさんの素晴らしい友達を持てたなんて私はすごくすごく幸せ者ですね。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。残された時間も大切に過ごしていきますね。それではまた!

バンド 写真 最後コーラス 写真  卒業式 写真2

 

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