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英語科の長期留学レポート

英語科の長期留学レポート

カナダのアルバータ州、ウィロー・クリーク・コンポジット高校に留学中の中田菜々さんから、第1回目の留学報告が届きました。

 

レポート大変遅れてしまい大変申し訳ありません。8月から始まった留学生活についてお伝えします。わたしがカナダに来てまず驚いたことは空がすごく広くて綺麗だということです。わたしはここにくるまで空がこんなに綺麗な色になることを知りませんでした。星空もすごく綺麗です。夜になると藍色の空一面に本当に数えきれない程の星が瞬いているのです。最初見たときは首が痛くなるまで眺めていました。

 

わたしははじめの2週間、カナダのアルバータ州にあるシャーウッドパークという町に滞在していました。そこではカナダの文化等をたくさん学びました。ホストファミリーもすごく良い人たちでした。特に6歳のディランとは毎日のように折り紙を折って楽しかったです。

 

そして今、わたしはクレアズホームという小さな町に住んでいます。札幌みたいに高い建物がごちゃごちゃ並んでいなくて、広々としていてとても住みやすいです。わたしのホストファミリーは映画鑑賞とお買い物が好きで、よく週末にはレスブリッジのモールで買い物をしたり映画を観たりします。レスブリッジまでは車で1、2時間くらいです。映画はほぼ毎週観ています。カナダで公開している映画は全て見ているといっても過言ではありません。もちろん言語は英語なのでまだ内容は少ししかつかめませんが。

 

ところで、わたしのホストファミリーはモルモン教です。なのでわたしはモルモン教の教会に毎週通っています。モルモン教の人達はすごく人当たりがよくて優しい人達ばかりです。わたしは子供の頃、母とよくカトリック教会に行っていたのですが、わたしが通っていた教会と全く礼拝のスタイルが違って面白いです。カトリック教会では一ヶ月に一回しかしなかった聖餐を、モルモン教では毎週し、しかも洗礼を受けていないわたしでもすることができます。また、牧師さんが説教するのではなく、色んな人が出てきて、わたしはまだ完全には聞き取れていないのですが、おそらく自身の宗教体験等を話しています。しかしわたしはモルモン書を読んだことが一度もないので、これから少し勉強したいと思いました。多分ここに来なかったらこんなにこの宗教に興味を抱くことはなかったと思います。それから、その教会には日本人の女性がいました。その人はカナダ人と結婚されていて、子供達は日本語も英語もペラペラです。日本語が分かる人がいるのは心強いですが、やはりわたしは英語を勉強しにきたので頑張ってなるべく英語を使って話しています。

 

九月上旬から学校が始まりました。最初は日本の学校と何もかも違って驚きの連続でした。まず、授業が1日全部で四時間しかなくて1コマ90分もあります。最近やっと慣れてきました。英語の授業がいちばん難しいです。物語を読み、それについて先生から与えられた議題に沿って自分で随筆を書く、という課題が出されたりします。滅茶苦茶無理難題ですが頑張っています。わたしの学校には留学生がわたしを含め6人いて、そのうち4人が日本人で、後の2人はコロンビア人です。なのでなかなか過ごしやすいです。

 

クラブはクロスカントリーに入りました。クロスカントリーとは所謂長距離のようなものなのですが、自然の中を走るというところがクロスカントリーの特徴です。なので途中で坂道とかもあるし、川もあるところを走ったりします。この前は約4キロ走りました。死にそうになりました。死にそうですがカナダの美しい自然を体感しながら走るこの競技がわたしは好きです。しかし泳げないのが辛いです。この前、ホストファミリーと車で約4時間ウエストエドモントンモールに行き、ウォータースライダーに乗ったのですが、最後のプールが本当に深くて危うく溺れ死ぬところでした。カナダの人はみんな普通に泳げるみたいです。でもプールは楽しかったです。

 

わたしはここに来て最初の一週間くらい、日本に帰りたくて仕方がありませんでしたが、今はこのままここに永住したいくらい楽しいしここが気に入っています。でもやっぱり日本の文化が恋しいです。ここにきて改めてわたしは日本の文化が好きなんだなと思いました。この文化をわたしは伝えなければいけない。そういえばカナダの人って人参を生でばりぼり食べていて、最初は「うさぎさんじゃあるまいし」と思って食べていなかったのですが最近普通に食べるようになりました。わたしはうさぎである。

20151031中田

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