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英語科の長期留学レポート

英語科の長期留学レポート

アメリカのカリフォルニア州、ロドリゲス高校に留学中の清水真琴さんから、第1回目の留学報告が届きました。

 

 皆さんこんにちは、清水真琴です。オハイオ州での10日間の研修を終えてカリフォルニア州に来てから、早くも3か月が経ちます。みんなのレポートを見ている人は聞き飽きていると思いますが、時間が経つのは本当に早いです(笑)

 

まずはオハイオ州での研修について少しお話しようと思います。10日間という短い時間の中で私はたくさんの経験をしました。すべてが初めてで、毎日がすごく楽しくて充実していました。そんな研修の中でも、一番嬉しかったことは新しい出会いができたことです。違う県、違う国から来た留学生や、ホストファミリー、ASSEの先生方など、みんなとても素敵な人ばかりでした。違う県から来た留学生の中には、1つ学年が上の子がいたり、留年を決断して留学に来ている人がいたり、みんなそれぞれ色んな夢や目標があったりして、とても刺激をもらいました。そしてASSEの先生方は、私たち生徒のために本当に本当にたくさんの事をしてくださいました。研修の内容を考えてくれたことや、毎日たくさんの経験をさせてくれたことにとても感謝です。気さくな方ばかりで、お話してもすごく楽しかったです。そして、なによりが、ホストファミリーです。これが私にとっての初めてのホームステイで、正直最初はとても緊張していました。でも、ファミリーのみんながとても良くしてくれて、さらに私を家族の一員のように扱ってくれて、それがすごくすごく嬉しかったです。日本のお話をたくさんしたり、テーマパークに連れて行ってくれたり、ホームパーティをしたり、映画を観に行ったりもしました。10日間という短い期間でファミリーとはたくさんの思い出を作りました。第2の家族のように思ってしまうほど大切で大好きな存在になりました。

 

これらの出会いが研修での一番の思い出です。新しい人と出会うことってすごく素敵なことだなと思いました。留学の一番いいところだと思います。

 

そしてそんな研修を終えて、私はカリフォルニア州へと出発しました。ここで私の移動中の大変だったエピソードを少しお話させてください(笑)まず、オハイオ州からミネアポリス行の飛行機の中で悲劇が起きます。携帯をトイレに落としてしまったのです。なんとか救出はできましたが、電源がつかなくなってしまい、これから長時間の旅をするというのに本当にショックでした。そしてそんなショックとファミリーとのお別れの悲しさで、1人空港でポロポロと泣いてしまいました(笑)心配して声をかけてくれた人もいました。その後飛行機へ乗り込み、カリフォルニア州のサクラメント空港へと出発しました。そしてこの飛行機でも悲劇が起きます、なんと飛行機が故障してしまい、いったん他の空港へ着陸することになったのです。ですがその時の私は英語でのアナウンスがほとんど理解できず、混乱してしまいました。そしてある空港へと着き、周りに流されるまま飛行機を降り、1人立ち尽くしていました。携帯が使えなくなっていたので誰とも連絡がとれず、誰かに話しかけることもできず、心細くて不安で仕方ありませんでした(笑)ですが何とか勘で動き、次の飛行機へ乗ることができました。今思えばあの時の自分よくやったっていう感じです(笑)いまだにあの空港がどこだったのかはわかりません。そしてその後、予定時間の倍ほどかかりやっとサクラメント空港へ到着することができました。散々な旅でしたが、到着が大幅に遅れた私を新しいファミリーは優しく迎え入れてくれて、とても嬉しくてとても安心しました。すごく長くていろいろあった旅でしたが、今では笑える思い出です。長くなりましたがこれでそのエピソードは終わりです(笑)

 

次はカリフォルニアでの生活についてお話ししたいと思います。カリフォルニアの気候は水不足ということもあり、とても乾燥しています。夏もとてもカラッとしていて、日本とは真逆です。もうすぐ12月ですが、まだ20度近くまで気温が上がったりもします。そして雪が降らないので、北海道は雪がたくさん降るということをみんなに話すと、とても羨ましがられます(笑)

 

そして、カリフォルニアにはアジア人のいる割合が他の州に比べてとても高いです。私の学校にもアジア人の生徒はたくさんいます。なので差別的なことは一切ありません。が、逆に、私が留学生だということには誰も気づきません。先生にすら自分で留学生だということを伝えなければいけませんでした。アジア人だからって、英語が話せないとは本当に誰も思わないんです。日本にいるときは、韓国人なら韓国語を話すし、中国人は中国語を話すし、と当たり前のように思っていました。でも、こっちの人は違うんです。それを初めて実感した時のことを少し話します。私は学校に遅れて入ったのですが、その初日の授業で、「Are you new?」と一人の女の子が話かけて来てくれました。そうだよと答えると、どこの学校から来たの?とその子は聞いてきました。彼女は私をただの転校生だと思ったのです。アジア人なのにアジアから来たとは決めつけないということに、その時の私は驚きました。そして日本からという事を来たことへたくそな英語で伝えると、じゃあ言語は何を話すの?と聞いてきました。私は、え?と思いました。そしたら、日本語?と言われ、あ、うん!という感じで答えたのを覚えています(笑)このことがすごく印象に残っています。いい意味でのカルチャーショックを受けました。日本人だから日本語を話す、とは誰も決めつけないんです。それってとても素敵なことだと思いませんか?(笑)日本にいたらそんな価値観は身につかないなと思いました。多国籍国家っていいなとすごく思います。

 

そんな私ももう学校には慣れて、友達もたくさんできました。週末モールに行ったりホームパーティをしたりする仲のいい友達もできて、すごく楽しく過ごしています。唯一大変なことは、やはり勉強です。授業がとても難しくて、少し苦労しています。こんなに勉強してるの、生まれて初めてです(笑)今は大変ですが、この積み重ねを頑張れば自分の成長に繋がると思っているので、頑張ります。

 

でも大変なことはあっても、毎日が楽しいし、このアメリカでの生活が私はすごく好きです。勉強以外にも毎日の中で学ぶことがたくさんあって、たくさんの刺激を受けています。留学に来られて本当に良かったなって思います。協力、応援してくれている人がいて私はここに来られたので、本当にみんなに感謝しています。残り半年ほどです、時間を無駄にしないでこれからもたくさんの事を吸収して、成長していきたいと思います。

 

長文になってしまって申し訳ないです(笑)ありがとうございました。ではまた。

 

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