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英語科の長期留学レポート

英語科の長期留学レポート

アメリカに留学中の 織本 風歌 さんから第三回目の留学報告が届きました。

こんにちは、皆さんお元気ですか?ニューメキシコ州に留学中の織本風歌です。ついに3月になってしまいました。時間が進むのはとっても早く、アメリカ生活も残り70日くらいです。

クリスマスからのこの2ヶ月は留学で一番濃い2ヶ月でした。辛く暗いどん底に落ち、今はそこから少し這い上がり楽しさが増えたような気がします。気を紛らわすということはとても大切だなって思いました。周りの人たちが、先生が、友達が、親がいるからこそ辛くてもここまで立ち向えることができたと心から思います。心配してくださっている方、話を聞いてくれる方、全ての方に感謝しています。

さあ、二ヶ月間にあったことを話します。大晦日はマザーとファザーと一緒にテレビの前でカウントダウンをしました。アメリカのお正月はものすごく短いんですね。冬休みが終わった数日後に初雪が降りました。降ったと言っても3センチ行かないかくらいでしたが、クラスメイトが道路情報を見て騒いでいました。放課後には見事に晴れ、凍ることもなく綺麗に溶けてなくなっていました。1月の終わりには成績優秀者の表彰式があり、前期最後の9週間の成績分の賞状をもらうことができました。7時間目の授業をマーチングバンドからクッキングに変えました。毎週1回簡単なものをみんなで作っています。私は食べるの専門です笑この授業を取ってから日本語を教える機会が増えました。代わりにスペイン語を教えてもらっています。2月にはSuper Bowl(フットボール)のハーフタイムショーをテレビで観ました。レディーガガのパフォーマンスとってもカッコ良かったです!2月11日に31度を記録しとっても暑い日でした(天気予報添付しました笑)。日本だと2月上旬に30度を超えるなんてありえませんよね。でももっとありえないことが起こりました。2日後に雪が少し降ったんです。朝はカキ氷のような雪が降り、雨が降り、昼には雹に近い霰が降りました。3日間のうちに真夏と冬を経験できるなんてびっくりです。バレンタインはどこもカップルのイベントでした笑トラック(陸上)に入り3回だけ練習に参加したのですが、ファミリーとの事情で辞めることになりました。足がものすごく筋肉痛になりましたが、楽しい3日間でした。3月に入り、友達の妹の誕生日パーティーがあるということで週末に3泊2日で遊びに行きました。放課後、学校からそのまま行ったので念願だったスクールバスに乗ることができました。思った以上に狭くそして賑やかで、まるで幼稚園に戻ったような気になりました。誕生日パーティーの日は朝から友達のお母さんと友達が準備と飾り付けで忙しく、ずーっと妹と弟のお世話をしていました。バースデーケーキは友達のお母さんの手作りでとっても手が込んでいて、可愛くて、美味しかったです。

このたった10ヶ月の留学で経験するなんてということがありました。一つ目は乗っている車がスピード違反で警察に捕まったということです。運転していた人が学校の先生で登校時間帯は何キロまで出していいという証明書を車に貼っていたのですが、なんと3日前に切れてしまっていて、日本円で約2万円の罰金を取られてしまいました。二つ目は授業中に若い先生が痙攣を起こし、泡を吹いて倒れたということです。死んでしまうんじゃないかと本当に心配で怖くて、手足の震えが止まらなくなり自分はただ見ていることしかできませんでした。クラスメイトがすぐに先生を呼んできて、救急車が来て病院に運ばれました。私は日本で心肺蘇生法や目の前で人が倒れた時はどうしたらいいのかということを授業で何度か学んできましたが、実際に目の前でそういう状況になったら、何もできなくなってしまうんだってことに気づかされました。今回は意識を失うまでも行かなく、すぐに復活してくれたので安心しましたが、人の命の儚さを実感しました。もう目の前でそういうことが起こっては欲しくないけど、もし近くの人が突然倒れてしまったりした時には助けることができる人になろうと思いました。

留学は本当に英語を学ぶことだけじゃなく、人として学ぶことが多いなと思います。ただただ日本で普通に学校に通うのも羨ましくはありますが、日本から出て、親から離れて、違う環境で暮らすのは、自分の人生にとってプラスのことばかりだなと思いました。一生ここにいたいとかよりは、早く日本に帰りたいっていう気持ちの方が強いですが、最後まで、自分のプラスになる経験を積めるよう努力を続けようと思います。

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