英語科の長期留学レポート
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英語科の長期留学レポート
アメリカ合衆国テネシー州 Jefferson County High School に留学中の 橋立 愛音さんからの第1回目のレポートです。
みなさん、お久しぶりです!まだまだ暑い日が続くテネシー州で、すっかり小麦色に日焼けした橋立愛音です。ずっと楽しみにしていたレポートを書く順番が回ってきて、とっても嬉しいです。
私は、クラスの中で一番出国が遅い留学団体だったため、夏休みも終わろうとしている8月15日に日本を発ちました。札幌を出発する日の朝、両親の友人夫妻が札幌駅まで来て、サプライズで“Good luck!”と書かれた大きなバスタオルを広げて見送ってくれました。新千歳空港には、中学生の頃からの友人達(通称:橋立民族)が、早朝にも関わらず来てくれて、最後の最後まで手を振って見送ってくれました。「本当に私は留学するんだな」という実感をもったとともに、こうやって、心から私のことを応援してくれている大切な人たちや親友がいることに、大きな幸せと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
東京では、数日間、母と二人きりの女子旅をしました。これまでではありえないのですが、不思議なことに一度も喧嘩をせず、母も私もずっと笑顔で楽しく過ごしました。出発前夜に寝ながら、「愛音は愛音らしく笑顔でね!頑張りすぎなくていいんだよ。」と母が言ってくれて涙が出そうになりました。暗かったけど、母の声は少し震えていたので、きっと母の目は私の目と同じく濡れていたと思います…。出国当日の朝には、父も羽田空港まで見送りに来てくれて、笑顔で重い荷物を持ってくれました。
ずっとずっと、留学する日を指折り数えてワクワクしていたはずなのに、いざ出発するとなると、家族と過ごす時間の一瞬一瞬がとても貴重で愛しいものに感じ、とても切なくなりました。別れの切なさは私よりも大きいはずなのに、父も母も、最後まで笑顔で私を見送ってくれました。母は必死に涙をこらえて、その分いつもの大きな笑顔を見せてくれました。そして私は、離陸し小さくなっていく日本を見て、これまで必死にこらえていた涙があふれてきました。その飛行機の中で、この気持ちは必ず最初のレポートで書こうと決めていました。
<私支えてくれている両親、大切な人達へ…ありがとう!大好きーーー!>
ここから、①オハイオ州での研修 ②本拠地テネシー州の生活 ③留学の目標 について分けて書いていきます。
オハイオ州では、同じ留学団体の人達とともに、日中は教会で基礎的な英語、アメリカの歴史やホストファミリーとの関わり方などについて学び、午後は、動物園や警察署見学、ショッピングセンターでの買い物など体験的な活動をしました。
私がお世話になったホストファミリーは、ファザー、マザー、9歳と7歳のブラザー、5歳のシスターの明るく楽しい5人家族でした。両親共働きでとても忙しいお家でしたが、私が寂しい思いをせず安心して過ごせるようにと、マザーが忙しい日にはマザーのお友達のお家に行かせてくれたり、時間を上手にやりくりして、休日にはおいしいレストランで食事したり、野球観戦に連れて行ってくれたりしました。本拠地のテネシーに出発する日の朝には、なんと、ファザーも仕事を休んで家族みんなで私を空港まで見送りに来てくれました。シスターもブラザーも、「また会おうね!」と大号泣していました。マザーは搭乗口まで入れるチケットを購入して、最後の最後までついてきてくれました。そして、「絶対に愛音の英語は上達するから、焦らないで1年間の留学を楽しんでね!あなたと過ごせてよかった!」と、強くハグをしながら、優しく語りかけてくれました。
到着したころは、自分の話す英語が通じない、周りの人の言ってることが聞き取れないということに落ち込み、英語を発するのが嫌だと思うこともありました。でも、あんなに泣いて私と別れることを悲しんでくれるシスターやブラザー、こんなに優しく温かく接してくれるファザー、マザーとの別れが私自身もとても悲しいと思えるのは、お互いに沢山関わりあって、本当の家族のような関係になれたからだと思いました。私は、このホストファミリーとの出会いと別れによって、本拠地での生活に向けて大きな勇気をもらうことができました。快く私を受け入れてくれたファミリーには、今でも、感謝しています。
テネシーの私がいる地域は、アジア人が数パーセントしかいません。高校1年生が1000人、2・3年生が3000人通う大規模な高校ですが、アジア人はとっても少なく、日本人においては「わたし1人」という、完全な《アウェー》です。多種多様な人種がいない分、やはり差別などもあります。正直、最初の3日間くらいは、嫌なこともあったし、不安や寂しさ、悔しさなどで涙を流しました。でも、優しい人も沢山いて、初日から、ランチに誘ってくれたり、迷路のような巨大な校舎を案内してくれたりする友達もできました。
学校では、マーチングバンドに所属し、日本でずっと続けてきたサックスをこちらでも吹いています。バンドの授業では毎日外に出て、フットボールフィールドでマーチングの練習をしています。厳しい暑さの中での練習や難しい音楽用語を英語で理解することに毎日くたくたに疲れますが、フットボールの試合での本番のマーチングやスタンドでの応援演奏は最高に楽しくて、とてもやりがいを感じます。
日常の授業も大変ではありますが、留学してもサックスを演奏できるこの環境を最大限に活かしたいと思い、冬に行われるジャズ、クラシックのソロコンクールに挑戦すべく練習を始めました‼
音楽好きな祖母に、小さなころから、「言葉は通じなくても音楽は世界共通」と言われてきたことを思い出し、まさに今、自分がそれを実体験している!と思うと、どんどんエネルギーが湧いてきます!
ホストファミリーはジョーク好き、音楽好きのとてつもなく明るくて顔の広いママ、理科が大好きなとても優しいパパ、年下のかわいいシスターとサッカー好きなブラザー、そしてワンちゃん、ネコちゃんがいます。
この前の一週間のお休みには、ジャズの都:ニューオリンズに連れて行ってくれて、楽しく刺激的な時間をともに過ごしました。ジャズクルーズでは、初めて本場のジャズ演奏を生で聴いてとても感動しました。
私の英語はまだ伝わらないことも多々ありますが、そんな時もファミリーは優しく聞き直してくれます。そして、私のことをいつも応援してくれます。これからあるハロウィンやクリスマスなども、ファミリーと楽しく過ごせそうで、今からとっても楽しみです!
細かい目標は色々とありますが、私の留学の目標を端的に言うと、それはズバリ、「世界に通用する日本人になる」です!
当たり前で留学しているわけではなく、この機会を幸運にも与えてもらったから、今自分がここにいることができているのだという意識をもち、限られた時間を大切に、私らしく元気いっぱい笑顔いっぱい過ごしていきたいです!
長文を読んでいただきありがとうございました。
それではみなさん、また2か月後のレポートでお会いしましょう♪
Hello from Tennessee! I’m Ano Hashidate. It’s still hot in Tennessee and I got sunburn.
I will talk about my time in Tennessee, and my goal. I left Japan on August 15, the summer holidays are ending. My mother’s friend came to Sapporo station to wish me luck. They showed me a bath towel with a message that said “Good luck!” My friends from junior high school came to the new Chitose Airport in the early morning and waved their hands and I realized once more “I will learn many things from Americans.” Many people cheered and supported me, so I feel very thankful.
I traveled with my mother for a few days in Tokyo. It was unusual for us to not fight. We smiled and laughed the whole time. My father came to the airport too, to say goodbye to me. I wondered about the day I would leave for America, but at the time I was full of uneasiness. My mother and father wanted to say goodbye with smiling faces, so they didn’t cry. I cried when I saw how small Japan had become as I strayed further and further away on the plane. This information is very long, but I wanted to include it in the report, because I want to say thank you once again.
From here, I will talk about
1) Visiting Ohio
2) A life in Tennessee
3) My goal of study abroad
1) Visiting Ohio
In Ohio, I learned about basic American history and how to communicate better with my host family. After that, we went to the Zoo and shopping center. My host mother, father, two brothers and one sister were very nice to me. They were a very busy family, but they took me to a restaurant and water park. The day I was supposed to fly to Tennessee my host father skipped work and joined us at the airport. My host sister and brothers were crying and said “we will see you again. My host mother bought tickets to come to the boarding gate and said “I was glad to have you stay with us, and your English will get better, so don’t be afraid.” The first time I arrived in Ohio I couldn’t understand anything from their conversations and I couldn’t say much with my English. I was afraid to speak in English. But I could be like a real family with my host family, so I was very grateful about that. I was encouraged to study in Tennessee, and I want to say thank you to my host family in Ohio again.
2) Life in Tennessee so far
There is not many Asians in the area that I’m staying. We have a large student body at the high school I attend; however, I am the only Japanese student. The student body is majority white and I am the only Japanese. At times I feel discriminated against when they call me slang for Asians. There are lots of kind people though, they invite me to sit with them at lunch and showed me how to get to my classes. I joined the marching band and I play the saxophone that I played in Japan. Every day I go out to the football field and practice my instrument. It still is very hot outside and I got sunburn. I am still getting used to the hot weather but I feel happy to play at the football games every Friday. My grandmother who likes music told me music is international and I remind myself of that to motivate me.
I will talk about my host family. My host mother likes jokes and music. My host father enjoys science and he is very kind. I have a younger host sister who likes Japanese characters and she is very cute. My younger host brother likes to play soccer and he is very energetic. I went to New Orleans with my host family and I had a very good time. My English is still improving, but they are patient with me. I think I will have a good time at Halloween and Christmas with my host family.
3) My goal of study abroad
I have a lot of things what I want to try during this school year. In short, “Be a worldwide Japanese” is my goal of study abroad. I will not forget this is a big chance to improve myself and be thankful to a people who support and encourage me.
Thank you to read my report!
See you at the next report♪