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校長・教員ブログ

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世界最強の生物といったら何を思い浮かべるでしょうか。きっと、クマ、ライオン、サメなど狂暴なイメージのある生物を思い浮かべるかもしれませんが、実はクマはクマでもクマムシであるということが言えるでしょう。

その理由は、151℃の高温でも、-273℃の低温でも、7万5千気圧の圧力でも死なず、また宇宙のような真空の状態で酸素がなく、放射線にさらされる環境でも生き続けることができます。また、水のない乾燥状態でも100年以上生きられ、水をかけると30分で元の姿に戻るという全く生物の常識を打ち破る性質を持っています。

私がそのクマムシの性質の中で最も興味をもったのは、乾物のように乾燥状態でも水をかけると復活するという、不思議な現象です。そのような現象を思い出させる映画が「フォーエヴアーヤング」でした。

1940年代。テスト・パイロットのダニエルは恋人が事故に遭い植物人間となってしまったことに絶望し、友人が開発した冷凍保存装置の実験台となる。そして50年が経ち、完全に忘れさられていた装置に、一人の少年が触れたことでダニエルは蘇ってしまう。彼は少年の家に、厄介になることに。そこへ、死んだはずの恋人が生きているという噂…………

これ以上書くと、見たことがある人はよいですが、見たことがない人の楽しさが半減してしまうのであとは想像におまかせします。クマムシの不思議な現象を使えば、映画の内容が実現可能であり、現在のテクノロジーでは直すことのできない病気や怪我の人を未来へ送り届けて、未来で直すということも可能になるかもしれません。中高生のみなさん、ぜひこの映画を見て夢と希望を広げてください。

 

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