「頑張れ,教育実習生!」 理科教員 熊原 諒
本校には現在,11名の教育実習生が訪れ,生徒と共に学校生活を送っています。教員よりも
接しやすく優しいお姉さんの存在に生徒たちも喜び,いつも以上に校舎には元気や明るさが溢れている気がします。また実習生が生徒のために奮闘している姿を見て,私にもこんなフレッシュなときがあったなぁ,と懐かしい気持ちにもなります。
当たり前ですが,私も教育実習を行いました。実習が始まる1ヶ月ほど前に学校(母校の高校)に連絡をし,指導教官や担当する学年などを尋ねました。教官は高1,3年時の担任で実習時は高3の担任,そして,担当している授業は高3の物理(週14時間),高2の物理基礎(週2時間)でした。つまり,私の実習の主な相手は高3です。夏休み前とはいえ,大学受験を控えた生徒たちの貴重な3週間を教育実習させていただくことになると知り,身の引き締まる思いでした。そこから1ヶ月,できる限りの準備を行い,教育実習に臨みました。
そしていよいよ始まった3週間の教育実習。教員の仕事を実際に体験してみて,準備をしていて良かったと感じたと同時に,全く準備が足りないことも痛感させられました。特に,実習2週目から授業実習をさせてもらってからは,やればやるほど自分の至らなさを感じ,打ちひしがれる暇もなく,ひたすら反省をし,次の授業の活かす,ということの繰り返しでした。週16時間の授業というと,空き時間もありそうですが,授業準備だけではなく,提出物の確認や日誌のチェックなど他の仕事もその時間でこなさなければならない,という考えてみれば当たり前のことを体感しました。教員のリアルな日常を体験できたのは,教員志望の私にとって,非常に大きな学びとなりました。疲弊しているけれど,目の前に生徒がいるのだから,授業をしない・できないというわけにはいかない。最後は,気力を振り絞って,教育実習を走り抜けました。
来週以降には研究授業もあり,教育実習生の皆さんは今が疲れのピークかもしれません。しかし,これを乗り切り,「やりきった!」という気持ちで教育実習を終えることができれば,この数週間はかけがえのない素敵な思い出として昇華されます。残りの実習期間も臆せず様々なことにチャレンジし,多くを学んでいってくれることを願っています。