校長・教員ブログ
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もう1月も終わり、今日(2/3)は節分です。時間はあっという間に過ぎていきますね。
さて、今の暦で考えると完全に時季外れではありますが、お雑煮の話題をしてみたいと思います(暦の話は、これはこれでとても複雑で面白いものです。『古今和歌集』には「年のうちに春はきにけりひととせを去年とやいはむ今年とやいはむ」という有名な和歌があります。新年になる前に立春を迎えた、という内容ですが、今の暦では考えられないですよね。ちなみに2/3は旧暦では1/13になります)。
さて、最近では、お正月でも特におせちやお雑煮を食べないというご家庭も増えているようですが、今まで一度もお雑煮を食べたことがないという人は、まだ少数派だと思います。さあ、ここで思い出してみてください、あなたの家のお雑煮は、どのようなものですか?
・お餅は入っていますか? それとも入っていませんか?
・お餅は四角い形ですか? それとも丸い形ですか?(丸餅のご家庭では、小豆餡は入っていますか?)
・お餅は焼きますか? それとも焼きませんか?
・おつゆは醤油仕立てですか? それとも味噌仕立てですか?
・具材には何が入っていますか? 鶏肉? 鰤? 鮭? 人参? 牛蒡? 三つ葉? ほうれん草?
何気ない生活の中にも、文化は存在しています。それぞれの人の「当たり前」が、実は当たり前ではないということは、なかなか気づかないかもしれませんが、それこそ「当たり前」の事実です。特に食に関わることは、地域やそれぞれのご家庭の文化が色濃く反映しているものです。
そんな「当たり前ではないこと」を楽しむ姿勢が、多様性を尊重する、ということにつながるのかもしれません。