校長・教員ブログ
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休みたいなぁ、のんびりしたいなぁと思うことは誰にでもあることですよね。最近は自分でもそういう気持ちになることが多いように思います。でも、昔はそんなに休みに“のんびり”したいって思ったかな?とふと考えました。
そもそも休みの記憶をさかのぼっても、休みは忙しかった。スキーやキャンプ、登山もした。大学生のころは、ラグビー部のマネージャーをしていたので講義の合間に部室の掃除、洗濯、大学への書類提出、短期バイトのメンバー集め、宴会の幹事。一体いつ休みだったのか…。教員になってからも、しばらく新体操の副顧問をしていたので、土日は練習か試合。卒業生にも、趣味は仕事でしょといわれるくらいでした。
さすがにロボットではないため、最近は疲れたなぁと実感する年齢にもなりました。また昨今の働き方改革により、「休む」ことを大切にするようにと社会も変化するなかで、私自身の休み方は何だろうと考えました。休みだから「寝よう」と思っても、寝すぎるとリズムが崩れたりもするだけで、1日もったいなかった…ということもありました。そもそも、睡眠時間を増やしてもリフレッシュというよりも、それはあくまでも体力回復でしかなく、気持ちを切りかえたりすることはできませんでした。
大好きな旅行は強制的に居場所を切り離すことができるので、気分転換にはうってつけです。全国のいろいろな場所で景色をみたり、歴史を感じたりすることでリフレッシュもできますが、移動のルートを考えたり、予算を検討したりするなど頭を使います。普段と違う悩みなので、それはそれで楽しいのかもしれませんが、最近、究極にリフレッシュできることに気づいてしました。それは…「無」になること!そして今の私が「無」になっている時間は、旅先の浜で“貝を採る(掘る)!”です。笑
この白い貝は、磯ハマグリというと島の人に教えてもらいました。探しているときは、音楽も聴きません。波や風の音、1日に3回しか来ない船のエンジンの音をBGMにただひたすら砂浜を掘り続けます。最近は何も目印のない砂浜でみつけるコツもわかってきたような気がします。大漁の時は、宿泊先の朝ごはんにしてもらいます。採れても採れなくても、疲れて体を伸ばすと目の前には蒼の絶景!があると、疲れているけど、いろいろスッキリします。
リフレッシュのしかたは人それぞれだと思いますが、切り替えって大切だなぁと実感する今日このごろです。そろそろ今年度も折り返しです。残り半年は3年生のカナダ研修、そして中学課程の修了が待っています。忙しいですが、みんなと一緒に頑張っていこうと思っています。
最後に効果的な休み方のポイントというのを見つけたので紹介します。貝採りは結構、あてはまってるなっ!て思いました笑 みなさんはどうですか?
今年度より、英語科教員として母校に戻ってきました。卒業してから13年ぶりに北星女子に戻ることができ、この教員ブログが開設されてから毎週楽しみに読んでいた私がまさか、書く立場になるなんて!感謝の気持ちでいっぱいです。初投稿で何を書こうかと結構悩みましたが、今回は「言葉の力(ちから)」について書きます。
言葉って、言った側はあまり覚えていなくても、言われた側ってずっと心に残っているものですよね。私にとって今年は特に言葉の大切さ、ありがたさを感じています。
前任校を辞めると決めた時、誰にも言えずにいました。お世話になった人がたくさんいる中で、何と伝えたらいいのか分からなかったからです。
ある時、職場の皆さんが知ることになりました。ほとんどの方から「お疲れ様」「大変だったね」「4月からどうするの?」様々な言葉をいただきましたが、その中でもある先生からもらった言葉が忘れられません。
「久保先生、卒業おめでとう」
そうか。私はこの学校を辞めるのではなく、卒業するのか。「卒業」とは、相手の旅立ちや門出を祝福する「はなむけの言葉」です。新しいところでも頑張るんだよ!とエールを送ってくれたんだなと思わせてくれました。
初めて出した卒業生に辞める報告をした時は、「自分は先生が元気であればどこで働いていても気にしないです」という言葉をもらいました。こんな言葉、言えるようになったんだな、大人になったなと、しみじみしました。
4月に北星女子に戻ってきた際は先生方から「おかえり」の言葉をもらいました。いつか、北星女子に戻ってきたいと思っていた私にとって、この言葉に心が温かくなりました。
言葉は人に多くの勇気を与えます。一方で、感情的な気持ちでポッと出た言葉は凶器となり、心に傷をつけてしまうこともあります。これからたくさんの人と関わる中で、自分の肝に銘じていかなくてはいけないと引き締まる思いです。
私自身、もらった言葉を大切にしてこれからの北星女子での毎日を大切に過ごしていこうと思います。