校長・教員ブログ
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今年もクリスマス礼拝が近づいてきました。様々な行事がある本校ですが、私はクリスマス礼拝がとりわけ好きで、毎年この時期になるとワクワクしてきます。キリスト教にとってもっとも重要な日であるクリスマスを祝し、多くの生徒がかかわってつくりあげるクリスマス礼拝は、長い歴史の中でも変わらずに北星女子のシンボルであり続け、多くの人々に心の安寧を届けてきました。長い歴史の中で、平和な時も、困難な時もあったはずですが、礼拝は守り続けられてきました。卒業生が戻ってきても、彼女たちが生徒だった時と同じように、コロスを見たり、ハレルヤ合唱に参加することができます。
「まだ」なのか、「もう」なのか、私は本校に着任して6年ですが、毎年のクリスマス礼拝では、幾多の先輩たちが紡いできた歴史と、今年も変わらずにクリスマスを祝うことができる安心とを感じます。市民礼拝では卒業生と再会して思い出話に盛り上がることも多く、学校とはやはり「帰ってこられる家」のような要素があると感じられる瞬間です。同時に、たくさんの生徒・教員の思いの詰まった本校の歴史を次の世代にしっかりと受け継いでいくことの大切さを再認識する時間でもあります。
時代とともに学校が社会において果たすべき役割も変わってきていますし、その流れに取り残されないように本校もバージョンアップしていくことが求められています。一方で、先輩方が大切にしてきた歴史をしっかりと紡いでいくことはとても大切です。卒業生の皆さんが帰ってきたときに、北星女子が変わらず皆さんのホームであり続け、さらに素敵になった姿を見せられるように、今日も、頑張っていきましょう!!!
母校に教員として戻り7年!最近は、来週3歳になる息子と、年明け2歳を迎える娘のパワフルさに翻弄されつつ…
いかに「毎日栄養バランスよく食べて心身ともに健やかに過ごすか」について、日々頭を悩ませています。
そんな時、ふと思い出した昔の記憶。高校3年生の春、最後のインターハイ出場を目標に、人生で最も過酷なダイエットをしたな…。新体操という競技は、身体の美しさも重要な構成要素となります。しかし思春期…食事を抜くとか極端に量を減らすのでは心が満たされず、ただただつらい気持ちになるばかりでした。そこで考えました。
そうだ“キムチ鍋”だ!
土鍋にたっぷりの野菜と脂身の少ない鶏肉や豚肉を入れて、〆は雑炊でほっこり。なんとかモチベーションを回復し、練習に集中することができました。
さて、今年も新体操部員は、演技発表会に向けて頑張っています。
12月15日(日)14時より第二体育館にて、71回目となる「新体操部演技発表会」を開催します。
今年のテーマは「Ciel~空~」
当日は支えてくれる方々への感謝の気持ちを込めて、練習の成果を出し切ってくれると思います。
多くの方々のご来場を心よりお待ちしております。
部員のみんな!しっかり食べて「一本集中!」
以前このブログで、多読が外国語学習に効果的であることを書きましたが、今回は好きな海外ドラマや映画を見ながら楽しく外国語を身につける方法についてお話ししたいと思います。私は英語教員ですので、ここでは英語についてお話ししますが、この方法はどんな外国語についても当てはまります。例えば、韓国語に興味がある人は韓国語学習にも応用できますし、中国語に興味がある人は中国語学習にも応用できます。
英語を学ぶモチベーションとしてよく耳にするのが、「洋画を字幕なしで見られるようになりたい!」という願望です。確かに、映画館に洋画を見に行って、俳優の表情や演技に集中したいのに、字幕を読むのに忙しくてそれが上手く出来ないという経験はあると思います。もし字幕なしで俳優のセリフが理解できれば、それだけ深く映画を楽しむことが出来るでしょう。そこで、実際に海外ドラマや映画を見ながら効果的に英語を学ぶ方法を紹介します。
それは、「Language Reactor(ランゲージ・リアクター)というソフトを使った学習です。そこで、このソフトの使い方を簡単に紹介します。
(1)グーグルでlanguage reactorを検索し、クリックします。
(2)移動したページのCHROMEと書かれているアイコンをクリックします。
(3)移動したページの画面右上にある「Chromeに追加」をクリックします。
(4)「Language Reactorを追加しますか?」というウィンドウが開かれるので、「拡張機能を追加」をクリックします。
(5)するとこの画像のような画面が出てきて、Language Reactorの機能がChromeに追加されてセットアップ完了です。
(6)続けてネットフリックスを開きます。すると「使用言語を選択してください」というウインドウが開かれるので、日本語を選択してOKボタンをクリックします。
好きなドラマや映画を選ぶと、この画像のように、英語字幕の下に日本語字幕も出てきます。
(7)画面右側には前後のセリフが出てきて、さらに分からない単語にカーソルを移動させると、その意味が出てきます。
(8)画面右下のAPというアイコンをクリックしてオンにすると、セリフごとに映像が停止するので、意味がきちんと分かってから次に進むことが出来ます。
(9)APの下にあるアイコンをクリックすると、
この画像のようにウィンドウが出てきます。
下の方にある「再生スピード」は「通常(ノーマルスピード)」に設定されていますが、これをクリックするとスピードを変えることが出来ます(画像⑫)。
このアプリの優れているところは、まず英語字幕と日本語字幕が同時に出てくることです。DVDやブルーレイを使っても字幕は出てきますが、同時に2つの字幕が出てくることはないので、英語字幕でセリフを確認して、意味が分からないときはわざわざ日本語字幕に設定を変えなければなりません。その点このアプリをインストールすると同時に2つの字幕が出てくるので、学習がしやすくなります。次に、セリフの中に分からない単語や熟語があるとき、いちいち辞書を調べなくても、セリフの単語にカーソルを移動させるだけで意味が分かるので、とても便利です。最後に、スピードを変える機能があることです。ネイティブの話す英語は速すぎて聞き取りにくいことがあるので、スピードを遅くすることで聞き取りやすくなります。といっても50%まで下げてしまうとかなり不自然に聞こえるので、75%くらいが良いでしょう。
このアプリの残念なところは、今のところはネットフリックスとユーチューブにしか使えないことと、スマホでは使えないことです。ただ、本校の生徒は、それぞれ学校指定のパソコンを持っているので、その点では問題ないでしょうし、将来的に他の映像サイトやスマホでも使えるようになれば、もっと英語学習がしやすくなるでしょう。
私からのお勧めとしては、最初は1話完結のドラマからスタートすることです。というのも、映画だと通して見るだけでも通常2時間はかかり、意味を調べながらだとさらに相当な時間がかかってしまうので、英語学習が途中で挫折しかねないからです。その点、1話完結のドラマで短いものだと1話が30分程度で、学習時間を含めてもそれほど時間がかからないので、長続きしやすく、また達成感もあります。
ネットフリックスで見られる私のお勧め作品は、「ワンピース」「ヤング・シェルドン」「ギルモア・ガールズ」「ギークガール」「ストレンジャー・シングス」です。特に女子高生には「ギルモア・ガールズ」や「ギークガール」が親しみやすいと思いますので、是非チャレンジしてみて下さい!私も最近、韓国ドラマにハマっているので、一度は挫折した韓国語学習を、このソフトを使って再学習したいと思っています!!
今年度、校内で「STEAM委員会」の一員として活動しています。その委員会、何?とお思いになる方も多いことでしょう。「STEAM教育」とは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Art/Arts(芸術/リベラルアーツ)Mathematics(数学)」の頭文字を組み合わせた言葉で、本校で現在力を入れている取り組みの一つです。委員会では「STEAM Challenge」と称して、生徒と一緒に活動を行っています。
STEAM教育はどちらかというと、理系の分野が多めで、新しい技術を活用する場面が多い印象があり、数学も科学も工学も決して得意ではない私には縁遠い活動…と思っていました。しかし、いろいろ調べていくと、日常生活のふとした瞬間に「すごい!」「なぜ?」と感じた「ワクワクする気持ち」から、実践してみたり試行してみたりすることがSTEAMの学びだ、ということがわかり、その実践や試行に数学や工学の知識が必要になった時に学べばよい(なんなら得意な人に助けを求めればよい)のなら、私も生徒と一緒に楽しめそう!と思うようになりました。
今年度の活動第一段として、前期は「TinkerCAD」を利用してデザインしたクッキーの型を3Dプリンターで印刷し、その型を使って自分でクッキーを焼く、というチャレンジを行いました。「3Dプリンター…興味はあるけど、CADを使ってデザインを作るなんて無理!」とやはり超文系の私は思って最初は尻込みしてしまいましたが、生徒たちはすいすいと作っていきます。それを見ていると、自分もチャレンジしてみたくなり、試しに作ってみたところ、簡単な型ならデザインすることができました。3Dプリンターで実際に立体になって自分の考えた形が作られていく様子は、見ているととてもワクワクします。生徒に体験してもらうことが主目的ではありますが、自分自身が挑戦する前に諦めていることが多いことや、それでも新しいことに挑戦してみた時の達成感のようなものに気づくことができました。
9月の前期終業礼拝の後、生徒たちと一緒に、学校の調理室でクッキー作りもしました。生地を作る過程にも試行錯誤しながら、自分たちのデザインした形をしたクッキーが焼き上がって喜んでいる生徒の様子を見て、「勉強って、教室で教科書を読んだり、覚えたりするだけではなく、様々な体験から学ぶものなんだよなぁ」と改めて思い、自分たちで何かを計画して実際に試行してみたり、協力しながら何かを作ったりする時間のあふれる学校にしていきたいという気持ちが強くなりました。
私が子どもだった20世紀とは世界はどんどん変わっていて、子どもの頃にSF映画やマンガの中で憧れだったものが現実のものになってきています。そんな変化の激しい世界を生きていく生徒たちに、臆せず新しいものを創り出すための力を身につけられる活動に関わりながら、私も生徒と一緒に様々なことに楽しみながら挑戦を続けていきたいと思います。