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校長・教員ブログ

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私が新卒で勤務した高校で出会った女子バスケ部の顧問の先生が言っていた言葉をずっと忘れられないでいます。

 その言葉は「ラッキーポイント」という言葉です。これは、自分が貯めてきた運、例えば「廊下に落ちているゴミを拾った」という「人のためにした行動」が自分の「ラッキーポイント」になって返ってくるという仕組み(考え方)です。これを女子バスケ部の生徒が本当に真面目にやっていて、廊下や体育館、大会会場など様々な場所でごみを拾っているのを見てきました。

私も皆と同じように、色々な場面でラッキーポイントを貯めるための行動をするようになりました。ごみを拾ったり、掃除をしたり、物を整頓したり…

ちなみにラッキーポイントは、思わぬタイミングで使われるらしいです。例えば、「今日は赤信号にひっかからずに通勤できたな…」とか「今日のスタバのクリーム少し多めだな…」とか。そういう小さいラッキーで使われると聞きました。そして、その小さいラッキーが起きた時、「あ、今ポイント使ったしまたポイント貯めなきゃな~」となる感じです。

 ごみを拾い始めた時は、自分のラッキーポイントのためだけに始めた行動でしたが、この行動には色々な利点があると考えています。

・廊下や体育館など色々な場所がきれいになる。

・皆がきれいな環境で過ごせる。

・いい気持ちでいられる。

・人のために動けるようになる。

・人のために動ける自分がいいなと思える。

・小さな変化に気付けるようになる。

・細部にこだわれるようになる。

など…これは私が考えた利点ですが、この考え方を教えてくれた先生の真意はほかにもあるかもしれません。ただ単にごみを拾うという行動ですが、意味を持ってやってみると人としての成長も見込める素晴らしい行動だと思っています。

ちなみに初めて自分がコーチをしたバスケ部の子に同じ話をして、同じように皆でごみを拾うようになったんですが、生徒に「廊下に落ちているゴミ拾いだしたらきりがなくて前に進めません、どうしたらいいですか?!」と言われたことがあります。(笑)

 北星はありがたいことに、いつも廊下などは清掃員の方がきれいにしてくれているので逆に拾うポイント(ごみ)がない…!ということもあるかもしれませんが、もし、興味があれば皆さんも一緒にラッキーポイントを貯めてみませんか?

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