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    HOME/ 学校について/ 教員ブログ/ 「学校祭もAIとともに」 理科教員 齋藤 俊

今年の学校祭で、初の試みをしました。クラスのアトラクションで、生徒がミステリーものをやりたいと提案しました。教室に殺人現場を再現し、お客さんに殺人のトリックを見破る探偵の役割を担ってもらうアトラクションです。さらに、殺人のシーンをクラスパフォーマンスで披露し、アトラクションの宣伝をすることになりました。私はミステリーには詳しくないので、本当にそんな催しが実現可能なのか正直不安でいっぱいでした。そこで活躍したのがAIです。AIにアトラクションの概要を示し、トリックのしかけを提案してもらいました。私はAIを使ってみたらと提案しただけで、生徒はどんどんAIを使いこなし、殺人のトリックや人物ごとのアリバイだけでなく、船内見取り図や乗客名簿などもつくらせていました。AIにアイデアを出してもらっても、実際にそれを再現するのはとても難しかったです。お客さんを長時間待たせるわけにいかないので、回転をよくするために1回のアトラクションにあまり時間をかけるわけにいきません。殺人のトリック、登場人物の動機やアリバイなどを綿密につくっていたのですが、時間内にすべての情報を提示することは難しく、妥協をしなければならない点も多くて、数多くの課題が残りました。殺人シーンの再現ビデオを廊下で上映したり、人物の背景や相関図を用意したりして、会場に入る前に予測を立ててもらうなど工夫をしました。また、子供でも答えにたどり着けるように、パズルでヒントを与えるしくみも導入しました。推理を楽しみたい人も、雰囲気を楽しみたいだけの人も楽しめるイベントを工夫しました。会場は豪華客船の宴会場を再現し、殺人時間があった現場を再現しており、証拠品が部屋にちりばめられています。また、容疑者のキャストが最初に登場し、ゲームの説明が行われます。お客さんは時間内に部屋を見て回って証拠品を探し、犯人にたどり着きます。最後に探偵役が種明かしをし、アトラクションは終わります。難易度も2通り用意し、小さい子でも楽しめるように配慮しました。 

当日実際にアトラクションを催してみて、なかなかうまく回せず、お客さんを待たせてしまったり、役者の演技を笑われて傷ついた生徒もいました。それでも心折れずに1日目の終わりにみんなで意見を出し合い、2日目は改善したものをお客さんに楽しんでもらえたのではと思います。結果発表では、クラスパフォーマンスは1位になれたのですが、アトラクションは入賞できず、生徒はがっかりしていました。しかし、総合で4位に入っていることがわかり、アトラクションも評価されていたことを知ってみんな喜んでいました。今回、AIの有用性を実感し、時代の変化を強く感じました。何事も必要があって身についていくものだと思います。新しいものに尻込みせず、先の見えないものに挑戦していく楽しさをあらためて教えられた学校祭でした。

 

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