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校長・教員ブログ

校長・教員ブログ  2020.11

 毎年、クリスマスが近づくと「またハレルヤの季節になったな」とワクワクする気持ちになります。みなさんはどうでしょうか。さて、今回は知っているようで知らない「ハレルヤってなに?」という疑問に答える形で、一緒にハレルヤ理解を深めていきましょう。

 

Q.ハレルヤってどういう意味?

A.ハレルヤは、「神をほめたたえよ」という意味で、ヘブライ語のハラルー(賛美する)とヤー(神の名)が結びついた言葉です。この曲では、歌詞が繰り返し歌われるのが特徴で、神を賛美する意志の強さが感じ取れますね。ちなみに歌詞の意味は、

 

 (冒頭)ハレルヤ

 (Aから)全能であり、私たちの神である主(が王座につかれた)ハレルヤ!

 (Cから)この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった

 (Dから)主は世々限りなく統治される ハレルヤ!

 (Fから)「王の王、主の主」

 (Gから)主は世々限りなく統治される

 (最後)ハレルヤ!        ~ABC…はシンキョウ社の楽譜より

 

 こんなに強い意志を持って歌い上げているのに、なんと、ハレルヤを含むオラトリオ「メサイア」は、決して教会の礼拝に用いるためではなく、オペラみたいに興行であり娯楽のための作品だったというのです。

 

Q.作曲者はだれ?

A.作曲者G.F.ヘンデルはドイツ生まれで、J.S.バッハと同じ年(1685)に生まれたバロック時代を代表する偉大な作曲家です。のちにイギリスに帰化してそこでも活躍しました。

 

Q.「メサイア」の演奏時間は?

A.ハレルヤだけだったら4分程度ですが、オラトリオ「メサイア」は、第1部が21曲、第2部が23曲、第3部が8曲の計52曲からなり、演奏時間は驚くことに3時間程度です。そのような大曲ですが、ヘンデルはこの52曲をたったの24日間で書き上げたのだから、さらに驚きです。

 

Q.内山先生は演奏したことがある?

A.全曲演奏は、学生時代から通算して合唱隊で34回、オーケストラ隊で34回参加したことがあります。一回目の演奏会は準全曲演奏で、それでも2時間以上の演奏会でしたが、合唱隊はみんな椅子無しで立ちっぱなしでした。途中に一度だけ休憩がありましたが、私だけではなく、みんな足が棒のようになっていました。

 

Q.北星女子ではいつ歌われるの?

A.毎年、12月に行われるクリスマス礼拝で全校でハレルヤコーラスを歌います。講堂中に響き渡る歌声は圧巻です。ちなみにアメリカでのメサイヤ全曲初演は1818年のクリスマス・イブに行われ、これが「メサイヤ」をクリスマス・イブに上演する習慣の始まりだそうです。

 

 今年もクリスマスの時期が近づいてきました。みんなでワクワクしてその日を迎えましょう。

こんにちは!!今回、ブログの記事を担当します三浦誠司(みうらせいじ)と申します。担当教科は理科です。卯年生まれの45歳(犬でいうと約7歳)、好きな食べ物はスイカ(特に、中心から半径1cmの部分が大好物です)、好きな言葉は、ウポポイ(アイヌ語で“大勢で歌うこと”って意味ですが、私はウポポイっていう響きが好きです。なんか、ほっこりしますよね)。・・・・・・。

 

ヒトは必ず死にます。私は、いずれ迎えるであろう“死”が「怖い存在」ではありますが「負の存在」であるとは思っていません。“死”があるからこそ、変哲のない日常に意味が生じることも数多くあると考えているからです。とはいっても、“死”という現実から目をそむけたくなりますよね~♪。「ずぅーっと生きていけたらなぁ~(^^)」とか「歳を重ねたくないなぁ~(*_*)」って思う時も少なくないというのが正直なところです(特に40歳を過ぎてからは毎日のように思っています笑)。

“死”と向き合って生きているのはヒトだけではありませんよね。この世の全ての生物は、生まれた瞬間から“死”に向かって歩き出しているのです。“死”という現実から目を背けようと、これまでも多くの研究がなされてきました。不老不死の研究です。しかし、残念ながらその研究成果が新聞の一面を賑わせることは、これまでにほとんどありません。皆さんは、不老不死って可能だと思いますか・・・・??

 

数年前にネットを賑わせた、ロブスター(大型のエビの総称です)に関するニュースは御存じですか?ロブスター・・・・。私が子供の頃には、披露宴の婚礼料理でしかお目にかかれない超高級andレア食材でした(今でも高級であることには変わりありませんが)。実は、ロブスターは生まれてから何度も脱皮をくり返すのですが、その脱皮が少し変わっているらしいのです。一般的に脱皮というと、体の成長に伴い外皮がはがれることをいいますが、ロブスターは外皮だけでなく、一部の臓器も外皮と一緒に脱皮するというのです。つまり、脱皮することで環羽化した臓器を一新するのです!!そのため、「ロブスターは老化することがない!!」という説が浮上しました!!驚きですよね。確かに過去には、推定140歳、9kgのロブスターが捕獲されています。では、ロブスターは本当に老化しないのでしょうか?

 

よく調べてみると、脱皮できるのはすべての臓器ではなく、脳や心臓といった重要な臓器は脱皮できずに老化するようです。しかし、前述したように脱皮により若返る臓器があるのも事実のようですので、「老化しない」のではなく「老化が遅い」という方が的を射ている表現ではないかと思います。また、実際に脱皮不全や病気などの様々な要因で死んでしまうため、不老不死とは言えませんね。(残念です笑)ですがまだ、不老不死の夢をあきらめるには早いです。ロブスター以外にも、不老不死の可能性がある生物が複数見つかっているからです。例えば、ベニクラゲやクマムシなどが挙げられます。興味がある人は早速、調べてみましょう!!

 

科学の楽しさは、疑問に思ったことを調べることです。この記事を読んだ誰かが、不老不死に興味をもち、いつか現実のものとしてくれるかもしれませんねー!!ではー。

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