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校長・教員ブログ

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旧約聖書(新共同訳) 539頁 列王記 上 723

「彼は鋳物の『海』を作った。直径10アンマの円形で,高さは5アンマ,周囲は縄で測ると30アンマであった。」

  私たちにとって,とても身近にある聖書の言葉です。その中でもこの箇所は,数学好きには,非常に興味深い場所です。僕はとってもこの箇所が気になっています。

 なぜって?それはこの箇所が世界最古の円周率に関する文献だからです!(千葉調べ)

円周の長さは直径×3.14ですね。旧約聖書はイエス キリストが誕生する前のお話しですから,今から約3000年ほど前の事です。円周率が3であることが示されました。ロマンを感じずにはいられません。

  2003年度入試において,東京大学が「π>3.05を証明せよ」という,今では伝説ともいえる問題を出題しました。すごいですよね!中学生の知識だけでも解けますが,入試当日にこの問題をみた受験生はとてもびっくりしたことでしょう。

 2015年,僕は1冊の本を買いました。「円周率 1,000,000桁表」という本です。お値段なんと314円!円周率の小数点以下の値が1,000,000桁並んでいるだけの本ですが,この本を手にしたとき,とても嬉しくなりました。ちなみに,1,000,000桁目の数字は1です。

  2019314日,日本出身の岩尾エマはるかさんによって円周率の小数点以下314000億桁まで発表されました。発表日やその桁数まで円周率にこだわっています。

 どこまでも終わることのない円周率…これほどまで人々を魅了する数字は他にないでしょう。そこに円周率がある限り,その小数点以下は永遠に続きます。

 ところで,円周率ってそもそも何だろう?3.14159265…ではありませんよ。この意味わかるかな?

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