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校長・教員ブログ

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 最近のニュースで、ネットでの誹謗中傷やコメントや発言に対しての炎上が話題になってきています。情報科教員として、なぜそのようなことが起きるのか疑問でした。

さまざまな理由が挙げられますが、そのうちの1つは「匿名性」です。車の運転に関して「車に乗ると人が変わる」という言葉を耳にしたことはありませんか?あれも同じ理由です。車の中にいると他人に、自分が運転していると認識されづらくなります。それによって気持ちが大きくなり、危険運転をしてしまうという訳です。ネットの世界でも同じことです。

2つ目は、「社会比較説」という理論が理由として挙げられます。この理論は他人の意見を知ることで、自分の意見に自信をもち、その考えがより強化されるというものです。

現代はネットにより、多くの人と簡単に関わる事が出来、自分と同じ意見の人を見つけることも容易になりました。集団の中で同じ意見の人が多ければ、その意見はより過激になるといわれています。

このような理由で炎上や誹謗中傷は起きてしまうのです。

私の生活の中でも「ネット」という存在はとても大きいものです。生活のさまざまな場面でなくてはならないものになっています。

ネットでは直接相手の顔を見る機会が少なく、ネットの先には人がいて、さらにおおくの人が関わっているという事を忘れてしまいそうになります。

だからこそ、生きている人が関わっているという事を再認識し、情報モラルをもって関わり、少しでもネットでの誹謗中傷、炎上がなくなればいいなと願っています。

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