「僕の小さな目標」数学科・情報科教員 千葉朋陽
以前のブログで僕は「おもちゃドクター」であることについて述べた。いまでもこの活動は続いている。ただ、子供たちが大きくなるにつれ、修理するものが変わってきた。最近修理したのはお兄ちゃんの自転車だ。彼の自転車には電池式のライトが付いている。僕はこれがちょっと不安だった。なぜなら彼はよくライトを消し忘れるからだ。電池がなくなったとき,塾の帰り道が怖い…そう思った僕は発電式のライトを取り付けることにした。ライトを買ってきて、取付位置の確認をした。ところがこれがなかなかうまくいかない。取付位置が決まったら、今度は取付方法だ。手持ちの部品であれこれやってみたがうまくいかない。
近所のホーマックで合いそうな部品を購入し再挑戦…それでもダメなのでAmazonで「溶接並みの強さ」を持つ接着剤を購入!ばっちり固定された…はずだった。1週間もたたないうちに「お父さん、ライト外れた!!!」と嬉しそうな息子。まだまだ修行がたりません。
そうこうしているうちに,自転車は彼には小さくなってしまったので,妻が以前使っていたロードレーサータイプの自転車に乗り換えることにした。タイヤの空気圧をチェックし,チェーンにオイルをさす。ハンドルのガタつきを確認し,スポークの確認…しばらく使われていなかったので、点検項目がたくさんある。そこで気がついてしまった…。「ライトがない!?」よみがえる悪夢…今度はうまくつけられるのか?
僕はあれこれと物を作ることや修理を楽しんでいる。その原点は小学生にある。はじめて分解したのは黄色い目覚まし時計だ。もちろん組み立てられる訳もなく,時計はバラバラのままだった。しかし,怒られなかった。「次はちゃんと組み立ててごらん」と父親から一言。あのとき父親の一言が無かったら,僕は色々分解・修理をすることと無縁の人生を送っていっただろう。だから父に感謝している。
今,僕の目標のひとつに「キャンピングカーをつくる」ことがある。本格的なものはできないが,自分好みの車中泊仕様(釣り仕様)にしていて,少しずつ進行している。今後どれだけの時間と手間がかかるのか心配ですが,楽しみながら制作しています。
そうそう,安心して下さい!車内の後付けライトも,ちゃんと点灯してますから!