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校長・教員ブログ

校長・教員ブログ

今年度より、英語科教員として母校に戻ってきました。卒業してから13年ぶりに北星女子に戻ることができ、この教員ブログが開設されてから毎週楽しみに読んでいた私がまさか、書く立場になるなんて!感謝の気持ちでいっぱいです。初投稿で何を書こうかと結構悩みましたが、今回は「言葉の力(ちから)」について書きます。

言葉って、言った側はあまり覚えていなくても、言われた側ってずっと心に残っているものですよね。私にとって今年は特に言葉の大切さ、ありがたさを感じています。

前任校を辞めると決めた時、誰にも言えずにいました。お世話になった人がたくさんいる中で、何と伝えたらいいのか分からなかったからです。

ある時、職場の皆さんが知ることになりました。ほとんどの方から「お疲れ様」「大変だったね」「4月からどうするの?」様々な言葉をいただきましたが、その中でもある先生からもらった言葉が忘れられません。

「久保先生、卒業おめでとう」

そうか。私はこの学校を辞めるのではなく、卒業するのか。「卒業」とは、相手の旅立ちや門出を祝福する「はなむけの言葉」です。新しいところでも頑張るんだよ!とエールを送ってくれたんだなと思わせてくれました。

初めて出した卒業生に辞める報告をした時は、「自分は先生が元気であればどこで働いていても気にしないです」という言葉をもらいました。こんな言葉、言えるようになったんだな、大人になったなと、しみじみしました。

4月に北星女子に戻ってきた際は先生方から「おかえり」の言葉をもらいました。いつか、北星女子に戻ってきたいと思っていた私にとって、この言葉に心が温かくなりました。

言葉は人に多くの勇気を与えます。一方で、感情的な気持ちでポッと出た言葉は凶器となり、心に傷をつけてしまうこともあります。これからたくさんの人と関わる中で、自分の肝に銘じていかなくてはいけないと引き締まる思いです。

私自身、もらった言葉を大切にしてこれからの北星女子での毎日を大切に過ごしていこうと思います。

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