校長・教員ブログ
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こんにちは!!今回、ブログの記事を担当します三浦誠司(みうらせいじ)と申します。担当教科は理科です。卯年生まれの45歳(犬でいうと約7歳)、好きな食べ物はスイカ(特に、中心から半径1cmの部分が大好物です)、好きな言葉は、ウポポイ(アイヌ語で“大勢で歌うこと”って意味ですが、私はウポポイっていう響きが好きです。なんか、ほっこりしますよね)。・・・・・・。
ヒトは必ず死にます。私は、いずれ迎えるであろう“死”が「怖い存在」ではありますが「負の存在」であるとは思っていません。“死”があるからこそ、変哲のない日常に意味が生じることも数多くあると考えているからです。とはいっても、“死”という現実から目をそむけたくなりますよね~♪。「ずぅーっと生きていけたらなぁ~(^^)」とか「歳を重ねたくないなぁ~(*_*)」って思う時も少なくないというのが正直なところです(特に40歳を過ぎてからは毎日のように思っています笑)。
“死”と向き合って生きているのはヒトだけではありませんよね。この世の全ての生物は、生まれた瞬間から“死”に向かって歩き出しているのです。“死”という現実から目を背けようと、これまでも多くの研究がなされてきました。不老不死の研究です。しかし、残念ながらその研究成果が新聞の一面を賑わせることは、これまでにほとんどありません。皆さんは、不老不死って可能だと思いますか・・・・??
数年前にネットを賑わせた、ロブスター(大型のエビの総称です)に関するニュースは御存じですか?ロブスター・・・・。私が子供の頃には、披露宴の婚礼料理でしかお目にかかれない超高級andレア食材でした(今でも高級であることには変わりありませんが)。実は、ロブスターは生まれてから何度も脱皮をくり返すのですが、その脱皮が少し変わっているらしいのです。一般的に脱皮というと、体の成長に伴い外皮がはがれることをいいますが、ロブスターは外皮だけでなく、一部の臓器も外皮と一緒に脱皮するというのです。つまり、脱皮することで環羽化した臓器を一新するのです!!そのため、「ロブスターは老化することがない!!」という説が浮上しました!!驚きですよね。確かに過去には、推定140歳、9kgのロブスターが捕獲されています。では、ロブスターは本当に老化しないのでしょうか?
よく調べてみると、脱皮できるのはすべての臓器ではなく、脳や心臓といった重要な臓器は脱皮できずに老化するようです。しかし、前述したように脱皮により若返る臓器があるのも事実のようですので、「老化しない」のではなく「老化が遅い」という方が的を射ている表現ではないかと思います。また、実際に脱皮不全や病気などの様々な要因で死んでしまうため、不老不死とは言えませんね。(残念です笑)ですがまだ、不老不死の夢をあきらめるには早いです。ロブスター以外にも、不老不死の可能性がある生物が複数見つかっているからです。例えば、ベニクラゲやクマムシなどが挙げられます。興味がある人は早速、調べてみましょう!!
科学の楽しさは、疑問に思ったことを調べることです。この記事を読んだ誰かが、不老不死に興味をもち、いつか現実のものとしてくれるかもしれませんねー!!ではー。