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校長・教員ブログ

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 「ニーバーの祈り」と呼ばれるお祈りがあります。英語ではタイトルにも通り、The Serenity Prayerと呼ばれるものです。とても素敵な言葉ですので、紹介したいと思います。

O God, give us serenity to accept what cannot be changed,

courage to change what should be changed,

and wisdom to distinguish the one from the other.

神よ、

変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、

見分ける知恵を与えたまえ。

 

 私はこのお祈りが大好きです。私は生徒や同僚にとても恵まれ、毎日を楽しくワクワクしながら送っています。(北星女子の生徒は冗談ではなく、本当に素敵な生徒ばかりで、授業するのが楽しくて仕方ありません!) しかし、やはり人生ですから、つらいこともあります。そのたびに、このニーバーの祈りを思い出して、乗り越えてきました。人生ではいろいろなことが起こりますし、その長さも人それぞれ違います。また、自分が育った環境、あるいは今置かれている環境も言わずもがな、異なります。その中で「自分がおかれた場所」ではなく、「自分がすること」に目を向けることが大切です。

 

たとえば、病気をもって生まれた子供が「自分には何もできっこない」とあらゆることを諦めて引きこもりになるのか、それとも自分の病気を治し、自分と同じような苦しみを持った子供が少なくなるように医学の道を志すのかでは、おかれた状況は同じでも、まったく違う生き方になるでしょう。みなさんは、どちらを選びたいでしょうか? 決して現状を嘆き諦めるのではなく、前向きに生きていきたいですね!

 

 世の中にはいろいろな名言がありますが、素晴らしい言葉や格言などには自分の背中を押してくれる力があります。私たちは学校の内外で多様な言葉のシャワーを浴びていますが、自分が勇気と元気を持つことのできる言葉を持っておきたいものです。

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