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校長・教員ブログ

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風景画を描くときに、「真っ直ぐな直線部分」どのように表現しますか?

建物や道路、ガードレール等です。

つい、定規を取り出してしまうことはないでしょうか?

その結果、真っ直ぐな線が非常に目立って違和感が出てきます。

 「定規で描かないで、フリーハンドで描きましょう」という説明を、聞いたことがあると思います。今までの作品や風景をもう一度、観察してみましょう。

 例えば、ガードレールには、歪みや、錆による塗装の剥がれがあるのに気が付くと思います。ブロック塀を見ても、一つ一つブロックの角度が違ったり、欠けや割れがあります。道一本描くのにもかなり微妙な傾斜の表現が必要です。

その他、多岐にわたって目を凝らすことで、発見することが多く出てきます。

 気が付いた歪みや、時間が経って風化したところをできるだけ発見しどの様に表現するかを考える。少し強調して表現してみてください。個性的な作品に仕上がります。

自分ならではの表現方法を探求できる機会にたくさん気付くことでしょう。

扉 2015年 F8号 パネル・油彩 波田浩司

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