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校長・教員ブログ

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先日行われた、パリオリンピック出場権2枚の切符を手にした日本代表男子。最近では、海外でプレーする選手が増え石川選手始め多くの選手が海外でプレーし活躍している。その昔、日本はオリンピックで金メダルを取るほど強かった。女子も男子も。かつて“東洋の魔女”と呼ばれていた日本代表女子。“鬼の大松”監督のもと、今では想像を絶する練習メニューと練習時間。海外の選手より体格的に劣っていた日本チームは、回転レシーブ、時間差攻撃など相手を翻弄するテクニックと技術で世界一の練習メニューをこなしたという。パリオリンピックではどんな景色が広がっているのか、期待して応援したい。

私目線で、バレーボールの面白さをお伝えしたい。球技の中で一番難しいと言われているバレーボール。空間を使ったスポーツで一人以上いないとボールを繋ぐことができないスポーツ。テレビで試合を見る時、ついついボールを追いかけて見てしまうが、なぜ拾えたのかを見つけることができたら面白い①。相手から攻撃される時のディフェンスの最初はブロック。次にレシーブとなる。このブロックとレシーブの関係がとても面白い。レシーブの位置取りとしてブロックの真後ろではなくブロックを外した外側で位置取りする。つまりレシーバーから相手のアタッカーが見える位置となる。ブロックが2(2)跳べば、残りの4人でレシーブする。この位置関係を見ているだけでかなり面白い。男子ではボールのスピードが時速120kmと言われている。相手が攻撃をしてから自分の所にボールが来るまでの時間、ネットから5m(コートの半分くらい)で0.2秒を切るそう。一瞬でレシーブの位置取りを考えることになる。一般的に0.3秒では人が反応して拾えない速さだと言われている。つまり、捨てるボールもあるということ。コートにボールを落とした方が負けるスポーツなのに、捨てるボールもあるのかと驚き。次になぜ決めることができたのか見つけることができたら面白い②。コートに立つ6人の中で一番多くボールを触るのがセッター(アタッカーが攻撃しやすいトスを上げるチームの司令塔)の動きを見て欲しい。セッターからボールが出て誰に上がっているのか、その時のブロックは何枚(何人)いるのか、これだけでも面白い。セッター目線で言うと、レシーバーから自分がボールに触るまでの時間(1秒~2秒)でチームのアタッカー、相手のブロッカーを見る。視界にはチームのアタッカー3人とネットの向こうにいる相手選手の3人を見る(見るより意識、気配を感じるの方が感覚的に合っているかも)そして、誰にトスを上げるか決める。得点を取れた瞬間は最高に嬉しいが、もっと嬉しいのが相手のブロッカーを1枚(1人)にした時やノーブロックで攻撃できた時はなによりも興奮する。目立たないプレーが多いセッターだが役割はかなり大きい。ひとりではプレーできない競技性が面白い③。1人が続けて2回連続でボールを触ることができないルール。また、6人以下になってしまった場合は、その時点で棄権となる。つまりは、6人いないとバレーボールは成立しないということ。自分以外の5人の力を借りないと競技が成立しない点も面白い。自分が失敗しても次の仲間がカバーしてくれたら、攻撃に繋げることができる。同じように仲間が失敗しても自分が繋ぐことができたら攻撃するチャンスが増える。6人で頑張れば実力以上の力を発揮できる時がある。バレーボールは協力プレー。だから会場全体が一体となって応援できるスポーツなのだ!まだまだ飛躍する日本代表選手たち。これからもテレビの前で選手たちと一体となって応援しよう!!

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