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校長・教員ブログ

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 体育科の小倉と申します。私は、バスケットボール部の顧問をしています。中学校2年生の時にバスケットボールというスポーツに出会い、そのスポーツにずっと魅了されています。中学、高校、大学と選手として活動し、社会人になった今でも、仕事の合間に選手としてやっているほど、私はこのバスケットボールというスポーツが大好きです。よくバスケットについて生徒に話をすると、好き過ぎて話が長くなってしまうほどです。

 今回はこのバスケットボールについて皆さんも聞いたり、テレビで見たりしたことのある、一人の日本人バスケット選手について紹介したいと思います。

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この選手を皆さんはご存じでしょうか。八村 塁(はちむら るい、1998年〈平成10年〉28)は、日本の男子バスケットボール選手。富山県富山市出身。身長203cm、体重104.3kg、父親がベナン人、母親が日本人。ポジションはパワーフォワード/スモールフォワード。2019年のNBAドラフト一巡目でワシントン・ウィザーズより指名を受けました。NBAといえば、世界最高峰アメリカプロバスケットボールのリーグです。子供のころからNBAの選手たちのプレーに興奮し、憧れたものです。このドラフト一巡目での指名は、日本人初の快挙でした。この事実をニュースで聞いたときに、とても驚き、日本のバスケット界の進歩に喜びを感じました。

 

 どうして、この八村選手について紹介をしているかというと、八村選手はバスケットを始めたばかりの中学時代、あるコーチと出会い、そのコーチとの出会いが、この素晴らしい選手への成長の出発になったと思っているからです。その人は、八村選手が通っていた富山県の奥田中学校のバスケットボール部の外部指導者であった、坂本さんという方です。私は、北星の中学生が今年の初めに行った名古屋遠征の時に、この坂本さんのお話を聞く機会があったのです。坂本さんのお話では、八村選手は中学入学してからはどの部活にも所属しておらず、ゲームセンターへ毎日遊びの行くような生徒だったそうです。坂本コーチは、そんな八村少年がバスケットをやらせたらすごい選手へと成長すると確信しており、やる気のない八村少年にアイスクリームをあげて、バスケットボール部に誘ったそうです。高校、大学、日本代表、NBA選手として、素晴らしい経歴を持っている彼ですが、バスケットを始めたころはドリブルもまともにできない、へたくそな選手だったそうです。八村選手自身も上手くいかない自分のバスケットのことや、ハーフである彼の見た目から近所の子どもに馬鹿にされたこともありました。悩みも多く、辛い状況が続き、練習をさぼることもあったそうです。しかし、そんな彼を坂本さんは絶対に見捨てず、「お前はNBAプレーヤーになりなさい」と言い続けました。その言葉に八村選手は何度も救われ、夢を諦めず、バスケットを続けていたことによって、現在の彼が存在していると、お話ししていました。

 そのお話から「人との出会い」の素晴らしさを改めて感じました。バスケットやスポーツを頑張っている子どもたちも含め、たくさんの子どもたちが、その様な経験が出来ると良いなと感じ、また自分自身も生徒に夢を与えられるような教師、指導者になりないと強く感じました。皆さんも「人との出会い」大切にしてほしいです。

 

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