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英語科の長期留学レポート

英語科の長期留学レポート

アメリカに留学中の 湯浅 美穂 さんから第四回目の留学報告が届きました。

みなさんこんにちは、今回で四回目のレポートになります、アメリカ、ウエストシカゴに留学中の湯浅美穂です。

さっき、学校に通う残りの日数を数えたのですが、なんと、あと19日でした。帰国便も昨日手配し終わって、アメリカに来てからの時間の流れの速さに驚いています。それと同時にほんとにほんとにこの国に、この学校に残りたいという気持ちがふつふつと自分の中に出てきてしまって今から寂しくてしょうがありません。どうやったらここに滞在できるんだろうとよく考えるくらいです(笑)前回のレポートを送ってから二ヶ月たちましたが、実をいうと特に目新しいこともなく、とても穏やかでゆったりした素敵な日々を過ごしています。最近思うのは、英語でもなんでも、違う言語を喋るときにいちばん大切なのは、伝えようとする気持ちなんだなと強く感じます。来たばかりの頃は、文法や発音などを気にして積極的に話すことがなかなかできませんでした、そのため友達もあまり多い方ではなかったし、いつも誰かに頼っていたと思います。けど3ヶ月を過ぎた頃からそのことに気づけて、自分からグイグイ行くようになりそれからたくさん友達も出来たし、みんなに面白い面白いと言われるので学校ではちょっとした有名人になれました(笑)

そのおかげで英語力もかなり上がったし、最初から気づけていたらなーと少しだけ後悔しています。これから留学するみんなにアドバイスをしたいのは、とにかく笑顔で自分から話しかけること。留学生なんて全然特別扱いされないし、友達を作りたいならとにかく自分から話しかけるしかないですほんとに。(笑)この国は日本と違って移民が多いし、学校でも、ストアに行っても英語がネイティブじゃない人はたくさんいるし、アクセントがすごい強い人もたくさんいます。思うのは、発音はただのアクセサリーで、大事なのは諦めないで喋ろうとする気持ちだと思います。

American history で習ったのですが、この国は地域によってそこに住んでる人の人種が大きく違います。例えばsouth の方はアフリカン・アメリカン、いわゆる黒人の人たちが多くて、northのほうはアメリカン、白人の人が多いです。私はシカゴなのでnorthなのですが、ラテンアメリカから移住してきた人が多く、ヒスパニックの人がたくさんいます。シカゴのちょっと端の方にいくと中華街 があるのでアジア系の人がたくさんいたりと、日本と大きく違っていろんな人種の人に会えて、友だちになれて、その国ではどういう生活をしてきたとか、あ、イメージと大きく違うんだなとか、いろいろな発見が出来てとても楽しいです。中には自分の国が戦争中でそこで生き抜くことが困難になってしまい、逃げざるをえなくてアメリカに移住してきたという人もたくさんいました。色々な国の人に出会えたおかげで、将来何になりたいのか、というのが少しずつ形になり始めてきたようなきがします。

この国はほんとに暖かくて自由で、とても愛が溢れているなと強く感じます。けど自由すぎる分、危険もいつもついてきます。けど賢く一緒にいる相手を選ぶことによってそういう危険は防げるので、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。

最初はほんとに怖かったです。何喋ってるの?って思ったし、なんで留学したんだろう、帰りたいって、後悔して泣いた日々もありました。留学前、まあ行ったらどうにかなるだろうって思ってたことも全然どうにもならなくて、自分で全てやらなくちゃいけなくて、自分の甘さと責任感のなさに気づいてただ悔しさと虚しさでいっぱいでした。けどそういった日々が、時間が、今の楽しくて、キラキラした時間を作り上げてくれてるんだなと思います。けどやっぱり今から留学する子たちに覚えておいてもらいたいのは、留学生だからって全く特別扱いされません。自分は人見知りだなんていってられません。最初はただただ圧倒されるだけだし、楽しいことより辛いと感じることのほうが断然多いと思います。けど自分で殻を破って、自分を変えるしかないです。日本と違って黙ってたら誰も助けてくれません。

またまた長くなってしまって英語を書くスペースがなくなってしまいましたが、いやあもうほんとにあとちょっとですね。残り少ない時間を大事に大事に使いたいと思います。では!

miho photo #1無題

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