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校長・教員ブログ

校長・教員ブログ  2023.10

 

 皆さんこんにちは。体育科の小倉です。以前に書いたブログで、私の楽しみはお仕事がお休みや早く終わったときに、息子と公園で遊ぶことについて書かせてもらいました。その息子ももう4歳になり、相変わらず公園や外で遊ぶのが大好きです。1歳と弟も連れて、3人で遊ぶことも多くなりました。弟と一緒に遊んで、弟にも優しいお兄ちゃんなので、立派になったなと、成長を感じています。天気が良い日は、積極的に外出するのですが、雨の日や最近では、気温もぐっと下がり、お家で過ごし遊ぶことも多くなってきました。お家でも基本はリビングを走り回り、汗だくで遊んでいます。しかし、現代に生きる子なのか、やっぱりハマるのがYouTube。親としては、見過ぎは良くないなと感じているのですが、ほっておくと、見続けてしまいますね。大人でもついつい時間を忘れて、見入ってしまうので、無理もないと思いますが。そんな時には、我が家にある絵本を見たりします。ただ、私が読書をする習慣がほとんどないので、絵本もたくさんあるわけではないです。定番の「はらぺこあおむし」や1歳の息子が好きなのは、「だるまさんが…」のシリーズです。その中で、大人の私も面白いと感じた本があります。ふくべあきひろさんの「いちにちうんち」です。うんちというワードって、小さい子供が喜ぶ定番ですね。絵本の中ではいろいろな動物のうんちについて紹介されています。面白いので、ぜひ読んでみてください。その中で私が興味を持ったのは、ハイエナ。ハイエナのウンチは白いそうです。それにびっくり、なぜなのか、きちんと理由も絵本には書かれています。ハイエナは、他の動物を骨ごと食べるからだそうです。だから白くなるって、分かりやすいですね。もともと動物は好きなので、ハイエナに興味を持つきっかけになりました。強靭な歯と強いかむ力があるから、骨ごと食べられるそうです。ハイエネのイメージは、映画「ライオンキング」で、悪役として登場するので、ずる賢く、ライオンや他の動物から、捕らえた獲物を奪い取るイメージでした。しかし、実際は、群れで狩りをして、ライオンなどよりも狩りの成功率は高いそうです。ハイエナが狩りをした動物を、ライオンが奪い取ることもしばしばあるとか。それを知って、大きくイメージが変わりました。ハイエナって、かっこいい!なんでも、見た目やイメージで判断してはいけないのですね。動物園やサファリパークも大好きなので、次に行った時には、そういったイメージでハイエナを観察してみようと思います。

先日行われた、パリオリンピック出場権2枚の切符を手にした日本代表男子。最近では、海外でプレーする選手が増え石川選手始め多くの選手が海外でプレーし活躍している。その昔、日本はオリンピックで金メダルを取るほど強かった。女子も男子も。かつて“東洋の魔女”と呼ばれていた日本代表女子。“鬼の大松”監督のもと、今では想像を絶する練習メニューと練習時間。海外の選手より体格的に劣っていた日本チームは、回転レシーブ、時間差攻撃など相手を翻弄するテクニックと技術で世界一の練習メニューをこなしたという。パリオリンピックではどんな景色が広がっているのか、期待して応援したい。

私目線で、バレーボールの面白さをお伝えしたい。球技の中で一番難しいと言われているバレーボール。空間を使ったスポーツで一人以上いないとボールを繋ぐことができないスポーツ。テレビで試合を見る時、ついついボールを追いかけて見てしまうが、なぜ拾えたのかを見つけることができたら面白い①。相手から攻撃される時のディフェンスの最初はブロック。次にレシーブとなる。このブロックとレシーブの関係がとても面白い。レシーブの位置取りとしてブロックの真後ろではなくブロックを外した外側で位置取りする。つまりレシーバーから相手のアタッカーが見える位置となる。ブロックが2(2)跳べば、残りの4人でレシーブする。この位置関係を見ているだけでかなり面白い。男子ではボールのスピードが時速120kmと言われている。相手が攻撃をしてから自分の所にボールが来るまでの時間、ネットから5m(コートの半分くらい)で0.2秒を切るそう。一瞬でレシーブの位置取りを考えることになる。一般的に0.3秒では人が反応して拾えない速さだと言われている。つまり、捨てるボールもあるということ。コートにボールを落とした方が負けるスポーツなのに、捨てるボールもあるのかと驚き。次になぜ決めることができたのか見つけることができたら面白い②。コートに立つ6人の中で一番多くボールを触るのがセッター(アタッカーが攻撃しやすいトスを上げるチームの司令塔)の動きを見て欲しい。セッターからボールが出て誰に上がっているのか、その時のブロックは何枚(何人)いるのか、これだけでも面白い。セッター目線で言うと、レシーバーから自分がボールに触るまでの時間(1秒~2秒)でチームのアタッカー、相手のブロッカーを見る。視界にはチームのアタッカー3人とネットの向こうにいる相手選手の3人を見る(見るより意識、気配を感じるの方が感覚的に合っているかも)そして、誰にトスを上げるか決める。得点を取れた瞬間は最高に嬉しいが、もっと嬉しいのが相手のブロッカーを1枚(1人)にした時やノーブロックで攻撃できた時はなによりも興奮する。目立たないプレーが多いセッターだが役割はかなり大きい。ひとりではプレーできない競技性が面白い③。1人が続けて2回連続でボールを触ることができないルール。また、6人以下になってしまった場合は、その時点で棄権となる。つまりは、6人いないとバレーボールは成立しないということ。自分以外の5人の力を借りないと競技が成立しない点も面白い。自分が失敗しても次の仲間がカバーしてくれたら、攻撃に繋げることができる。同じように仲間が失敗しても自分が繋ぐことができたら攻撃するチャンスが増える。6人で頑張れば実力以上の力を発揮できる時がある。バレーボールは協力プレー。だから会場全体が一体となって応援できるスポーツなのだ!まだまだ飛躍する日本代表選手たち。これからもテレビの前で選手たちと一体となって応援しよう!!

 2年前の教員ブログで「没個性の魅力」というチアダンスの魅力を紹介しました。

今回は、その「ドラマのつづき」をお知らせいたします。

 

チアダンスは3歳くらいから80代?まで幅広い年代の選手が活動しており、大きな大会には北海道予選大会でも100チーム以上が参加します。その中で、学校団体は部門が分かれており、中学校の部活として大会に参加している学校は北海道には他に無く、中学チアダンス部は基準点をクリアすることが全国大会に出場する条件となります。高校は他にも部活動として取り組んでいる学校があり、ライバル校に勝つことと、さらに中学よりも高い基準点をクリアすることが求められます。

 

中学チアダンス部StarlightInfinity2018年に目標としていた大会で全国大会に出場してから6年。その伝統は引き継がれ、その後代々連続して全国大会への出場権を獲得しています。また、2018年の中学チアダンス部の中心選手が2020年に高校生になり、高校チアダンス部に新チームRaSLyが誕生、全国大会に出場することができるようになりました。

そこから4年目の今年、歴史を築いてきた初代RaSLyメンバーも卒業し、新チームとして挑んだ大会。中心となったのは、StarlightInfinityとして中学の3年間活動し、毎年全国大会への出場権を獲得しながらも感染症の関係で中学では1度も会場で踊ることのできなかったメンバーです。

昨年度念願の全国大会に出場し、全国のレベルの高さを知り、目標を新たに持って、先輩方を超える演技を目指して練習をしつつも、ライバル校のレベルアップを目の当たりにし、思うように揃わない演技に焦りつつ、朝練・昼練と練習を重ね、緊張が高まっていました。

930日㈯、今年度最初の大会で、RaSLy15人は本当に輝いていました。アクシデントもありましたが、見事にリカバーし、フロア全体に選手たちの気迫と熱量が伝わっていました。音響担当として審査員席の横で見ていた私は、全国大会への出場を確信しました。

 中学チアダンス部StarlightInfinityも出場権を獲得し、1126日㈰東京体育館で行われる全国大会にダブル出場します。この6年の間に北星チアダンス部を目指して入学してくれる選手も増えてきました。日々の努力を怠らず、輝きを増している選手たちをこれからも応援していきます。

一人目の息子の出産を控えて産休に入ったとき、それまで仕事に打ち込んでいた分の熱量を、何かに注ぎたいと思い、漢字検定1級合格を目指して勉強を始めました。大きくなるお腹を抱えながらコツコツと勉強を始めましたが、到底子どもを産むまでに到達できるような道ではないとすぐに気づいてしまいました。何しろ、漢字検定一級の対象となる漢字の総数は約6000字で、高校の古典の授業で扱うような漢文にも滅多に出てこない字や語彙がその範囲なのです。近代の文章を文章題に今では使っていない言葉の読みや書きを書く問題も、一定読み慣れているつもりでしたが、難解なものが多く、初めの頃は全然解けませんでした。

 しかし、「阮籍青眼」という四字熟語は普段何気なく使っている「白い目で見る」という表現のもとになる故事であることを知り、普段私が使っている言葉とつながりがあることを改めて意識しました。確かに対象となる字数は膨大であるのは確かだけれど、久しぶりに勉強することの楽しさを感じるようになり、産後もひたすら育児の傍らで勉強を続けました。

 初めて受験したのは、育児休暇中の10月です。200点満点で160点以上が合格なのですが、その時の結果は「合格まであと91点です」というものでした。半年間勉強したくらいでは、全然箸にも棒にもかからないことを実感しました。その後も細々と勉強を続け、二人目の産休育休中には赤ん坊を膝に載せて一日6時間も勉強する打ち込みようでしたが、何度受験しても点数は100点を超えるか超えないかで推移し、いつしか復帰した仕事と育児と家事の忙しさに少しずつ情熱は冷めていってしまいました。

 その情熱に再び火が付いたのは今年の正月です。やっぱり一度目指したものを諦めたままにしておくのは自分に納得がいかない。そんな思いからだったと思います。漢字検定の勉強を再開しました。私が受験していない数年の間に、検定試験の内容はますます難化し、生半可な準備では全く歯が立たないものになっていました。2月に一度受験してみましたが、結果は10年前とさほど変わりませんでした。覚えても覚えても知らない語句が出てきたり、以前は覚えていたのに忘れていたりして、勉強していて自分の力不足に悲しい気持ちになることもしばしばです。

そんな中で自分の変化を感じるのは、勉強の仕方です。以前は昔ながらのスタイルで「ひたすら問題を解く→書けなかったものを何十回も書き取りをする」の繰り返しでしたが、最近は「Quizlet」に単語帳を作り、一人黙々とスマホで読熟語のゲームをしたり、漢字検定の勉強ができるアプリを使ったりしています。時代の変化に伴って、勉強の仕方も変わるのだな……と実感しました。

漢字検定の勉強の中で覚えた語に「点滴穿石」(たとえ小さな水滴でも長い年月を経ると硬い石にも穴をあけられる、つまり「小さな努力の積み重ねによって、大きな事業が達成される」ということを意味する語。「ちりも積もれば山となる」とほぼ同義)というものがあります。この四字熟語を心に留めて、なるべく毎日今も勉強を続けています。いつかここで「合格しました!」と報告できる日を目指して、今日も頑張ります。

 

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