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英語科の短期留学レポート

英語科の短期留学レポート

短期留学を終えて  5年F組 25番 佐藤 若葉

                    

7月半ばから8月半ばにかけての1ヶ月間のアデレードでの生活は、私にとって初めての海外での生活でした。飛行機で移動してアデレードに少しずつ近づくたびに、心の中でやっと留学できるんだなという嬉しい気持ちと、言葉がほぼ英語だけの環境で自分はやっていけるのだろうか、という緊張が大きくなっていきました。

 

私のホスト先は、空港に迎えに来てくれたホストファザーのBarryとマザーのFlor、7歳年上のシスターのApril、1つ年下の中国人の留学生のYupingとMinとペットの犬がいるお家でした。そして週末はBarryの9歳の孫、Willが家に来ていました。家族はみんな優しく、とても親切でした。私が具合を悪くした時もたくさん心配してくださり、今思い返しても、温かい人たちがいるこの家で1か月間を過ごせてよかったなあと思います。ある日はAprilが手巻き寿司と醤油ラーメンを作ってくれた日もあれば、負けず嫌いなWillが家族みんなに腕相撲の勝負を挑んで盛り上がった日もありました。彼が家に来ると家の中は特に賑やかで、私は彼とよく遊んでいました。週末のお休みの日は、Aprilとバスでcityに遊びに行ったり、家族でドライブをして、海やカンガルーやコアラがいる自然公園、展望台、マーケットなどに行きました。いろんな所へ行くたびに私は写真を撮っていたので、カメラを出すと家族に笑われていました。

 

学校はSeaview high schoolという学校で、徒歩で15分くらいの距離を、私は毎朝坂道を下って通学していました。学校には日本からの留学生も他にいて、一緒にお昼を食べたりHistoryの課題を必死でやったり、彼らがいたから学校がとても楽しかったです。授業はブザーみたいなチャイムが鳴って始まります。最初の一週間は、オーストラリアの学校では教科ごとに移動するので学校の中でたくさん迷ってばかりでしたし、現地の人の話す英語のスピードはやっぱり速かったです。なので留学中は、私は話をよく聴くこと、相手の目を見ることを意識して生活していました。先生たちが話す英語は完全には分かりませんでしたが、クラスメイトの話す英語は結構聞き取れるようになっていったと思います。授業の中で私が特に好きだったのはJapaneseです。折り紙で鶴の折り方を教えたり、日本語でしりとりしたり、手紙を書いたりしました。近くに座っていた子たちが「ここの“を”の使い方は合ってる?」「これは日本語でなんて言うの?」と私に質問してくれて、日本の文化や言葉に興味を持ってくれている外国人を近くで見ることができ、とても嬉しかったです。彼らが日本語を勉強しているのを見て、難しいことでも興味をもってやってみることが大切だなあと改めて実感し、私も自分の英語の勉強を頑張りたいと思いました。

 

  学校に通っているからか、8月に入ると時間があっという間に感じました。外国人ばかりいる環境、買い物の時に掛けられる挨拶にも慣れて、日本円の小銭の重さが軽く感じるようになってきた頃には留学生活も残り少なくなっていました。最後の1週間は、1日の最後のチャイムが鳴る度に、もうすぐこっちでの生活も終わるんだ、と寂しい気持ちが段々増えていきました。最後の日は、お昼には毎日行っていたlanguage center でお別れパーティーをしてもらい、ケーキを食べたりクラスメイトとたくさん写真を撮りました。

 

  もし留学前や留学中に戻るとしたら、文法をちゃんとやって、もっとファミリーや友達と喋りたかったな、という大きな後悔もあれば小さな後悔もいくつかあります。ですが、留学して楽しい経験や自分の英語が通じたとき嬉しく感じる経験がたくさんできたことは自分にとって本当によかったなと思っています。1か月お世話になり、迎えてくれたRobert家、学校の先生方、日本人の留学生、友達、そして私が留学に行くことを認めてくれて、行ってらっしゃいと見送ってくれた日本の家族に感謝しています。

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