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英語科の短期留学レポート

英語科の短期留学レポート

留学生活を体験して  5年F組14番 松井 さくら

私たちは1ヶ月間オーストラリアに留学してきました!英語が特に話せるわけでもなかった私は、ちゃんと現地で生活していけるのか、果たして学校の授業についていけるのだろうか、ホストファミリーはどんな人たちなのか、食事は口に合うのか、友達はできるのかなど、オーストラリア行の飛行機の中で一睡もできないほど沢山の不安を抱えて異国の地へ足を踏み入れました。しかし想像していた以上にホストファミリーは優しく、私を本当の家族のように迎えてくれたので不安はどこかへ吹き飛んでいきました。家族は皆中国人で、マザー、ファザー、10歳のブラザー、7歳と5歳のシスター、一つ年下の女子留学生の6人家族で常に笑いが絶えない明るい家庭でした。食事は大体ファザーが作ってくれました。私は中国の家庭は毎回中華料理が出るのだとてっきり勘違いしていましたが、基本的に日本の食事のようにご飯を食べることが多く、おかずなどもTHE 外国というようなものが出てくることは少なかったので太ることを気にしていた私にとってはうれしい食事でした。そしてとてもおいしかったので結局は食べ過ぎて太ってしまいました…

 

2日目はマザーと留学生と一緒にマザーの趣味のバドミントンをしに貸し体育館のようなところへ行きました。そこにはマザーが通っている教会の友達がたくさんいて、一緒にゲームをしてくれたりして楽しい時間を過ごしました。飛行機に乗りっぱなしで体がなまっていた私にはいいエクササイズでした。

 

そして次の日、ついに登校日がやってきました。北星の制服を着るとなんとなく心が引き締まった気がしました。学校まではファザーに送ってもらい、ついでに通学路を教えてもらったのですが、方向音痴な私はその後1週間ほど毎日迷子になりました。

 

私が通った学校はWilliam Light School というところで、小中高一貫の共学でとても人数が少なく住宅街の中にある落ち着いた雰囲気の学校でした。私のバディはJamieという子で可愛く、みんなの人気者的な存在でした。私は緊張してなかなか自分から話しかけることができませんでしたが、彼女はいつも私のことを気にかけてくれて優しく接してくれました。しかし彼女はスノートリップというイベントに参加するために私たちとは別の授業を受けていたのであまり話す機会がなくて残念でした。

 

学校の友達はみんな私たちのことを歓迎してくれて積極的に話しかけてくれました。いつも私たちが過ごしている女子校とは違い、男子がたくさんいたのでしばらくは慣れず、不思議な感覚でした。しかし男の子たちもフレンドリーでお昼休みに一緒にバスケットボールなどをして遊びました。授業は先生方のなまりが強く、通い始めて初めのほうは聞き取れずに苦労しましたが、だんだんと聞き取れるようになりました。授業内容は日本より簡単で、アートなどの日本でいう副教科の授業が多かったです。サイエンスの先生がお年を召していてかわいらしい女性の方で、面白い授業をしてくれたのでサイエンスの時間がとても好きでした。学校生活は毎日が刺激的でとても充実していました。

 

しかし悔しい思いをすることもありました。私の語彙力不足で話がなかなか通じなかったり、相手の話が聞き取れなかったりしたことで自分の英語力がどれだけ不足していたか痛感しました。また、自分がいかに日本のことを知らないかも痛感しました。もしもう一度海外へ行く機会があれば、日本人としての自覚と知識をしっかり持っていきたいと思います。

 

そして一緒にいた日本人の友達と日本語で話すことが多かったので、英語を話すように心がけていたらもう少し成長できたのではないかなと少し後悔しました。

 

オーストラリアの人々はみんな親切で、迷子になると必ずみんな道案内をしてくれました。のんびりした性格の私にはオーストラリアのゆったりした時間の流れがとても合ったし、

 

ただの住宅街なのに建物自体がおしゃれだったり日本にいたら経験できないこと、感じられないことが沢山ありました。そしてオーストラリアが大好きになりました。

 

逆に日本がいかに恵まれているか実感し、ますます日本のことも好きになりました。

 

「絶対留学なんか行きたくない」「日本から出たくない」となんの根拠もないのに言い張っていた私はどこへ行ったのか…。

 

1ヵ月がこんなに短く感じ、充実していたのは初めてです。

 

留学することができて本当にうれしく思いますし、こんなに素晴らしい沢山の経験ができたのは母や先生方のおかげです。本当にありがとうございました。

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