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校長・教員ブログ

校長・教員ブログ

 今年度、北星女子に来た伊勢です。私は昨年6月まで約3年間ベトナムのハノイに住んでいて、日本に留学することを目指すベトナム人中高生に理科を教えていました。今回は少しだけですがベトナムについて紹介させてもらおうと思います。これから世界を舞台に活躍するみなさんの視野を広げることができれば幸いです。

ベトナムというと、緑豊かな山に水牛がいる長閑な景色を想像する人が多いかもしれません。確かにそのような地域もあるのですが、私が住んでいた首都ハノイは高層ビルが立ち並ぶ大都会です。ショッピングモールも多く、日本のイオンやダイソー、業務スーパーだってあります。そのため必要なものは何でも手に入り、生活するのにほとんど不便はありませんでした。不便を強いてあげるとするならば交通渋滞が多いこと。きっとみなさんもベトナムに行くことがあれば道路を走るバイクの多さに驚くことでしょう。

ベトナムは観光地としても魅力があり、世界遺産となっている古都フエやハロン湾は有名です。歴史等の難しい話は少し苦手…という人には南部のビーチリゾートが穏やかに過ごすことができるのでおすすめです。また、食べ物は何を食べても安くておいしいので、きっと旅行で訪れたときには満足することができるでしょう。

たくさんの魅力があるベトナムで私が一番好きだったのは、カフェが多いこと。じつはベトナムは世界第2位のコーヒー豆の産地で、コーヒー好きには最高の環境です。街のいたるところにカフェがあり、朝早くから夜遅くまで練乳入りの甘いベトナムコーヒーを飲むことができます。カフェには平日昼間でもなぜかたくさんの人がいて、楽しそうに話をしている雰囲気も含めて好きでした。

現在、力強く経済成長を見せるベトナム。しかし人々の生活に目を向けると、時間が穏やかに流れていてどこか懐かしい雰囲気があります。もし少しでも興味をもった人は是非一度行ってみてください。

もう大谷選手が日本ハムファイターズにいたのは何年前だろう…,今やメジャーリーグでも大活躍で世界のスーパースターとなった大谷選手!!私も小学校2年生からリトルリーグという硬式野球チームに入り,以後中学,高校,大学,社会人クラブとずっと野球チームに所属してきました。そんな私が,縁あってテニス部の顧問となり10数年。元々,どんなスポーツも見ることは好きだったので,テニスの基本的なルールやスター選手(ジョン・マッケンローとかグスティフィー・グラフとか,お父さんお母さん知ってるかも。)は知っていましたが、自分はテニスの経験はゼロです。

顧問として初めて大会の引率をしたとき,衝撃のルールを知りました。野球では当たり前のようにベンチや応援席から聞こえる声、「かっ飛ばせ―(打てー)」,とか「走れ!!」などがテニスでは絶対にしてはいけないというルール。試合中,ベンチにコーチは入れない,試合中に誰も選手と会話をしてはいけない、つまり試合中にアドバイスを受けることができない。一般のお客の応援ですら,「あっちに打て!」とか、「走れ!!」など、プレーに関わる声をかけてはいけないのです。今思うと,昔からプロのテニスの試合をテレビで見ると選手のコーチがスタンドに映っていた。(なんでだろう?とは思ったことはありますが、、)野球をしていた私には考えられないルールでした。野球では,常にお互い声を掛け合い,励ましあい,監督から細かく指示があり,監督のサインで攻撃や守備を行うことが普通です。テニスって,「なんて孤独なスポーツなんだろう。」それが第一印象でした。「孤独に戦う」、「孤独と戦う」そういうスポーツですね。北星のテニス部も頑張っています!!中学生は全国中学校テニス選手権大会(全中)で団体戦、3年連続10回目の出場をしました!!高校生も北海道の苫小牧で行われたインターハイに団体で出場をしました!!これからも頑張ってほしいです!!

そして,テニス部に限らず、これからみなさんは勉強や進路,仕事などなど、色々なことに孤独に考え行動しなければいけないことがあります。1人でも頑張れる強さを持てるといいですね!!

 

 小学生のころから釣りをしていました。もう45年以上していることになります。本格的に釣りを始めたのは北星に勤め始めた30年程前の話です。

 若かった僕は,部活が終わってから夜釣りに行っていました。当然辺りは暗いので明かりが必要です。自分の車にライトを追加して,暗闇でも釣りができるようにしていました。どんどん釣りにはまっていった僕は,とうとう「鮭釣り」を始めました。今では仲間と一緒に鮭釣りにいくのが毎年の楽しみの一つです。

 

 僕は「のんびり竿をだしている」釣りと,「ガンガン攻める」釣りの両方を楽しんでいます。そして,必ず食べるために釣りをしています。ゲームフィッシングはしません。かつて師匠に言われました。「魚からすれば釣られることは命がけなのだから,お前もしっかり魚と向き合え」と…

 それ以来,釣りをするときの2つのルールを決めました。①食べられる魚を食べられる分だけ釣る。②帰るときは釣り場を来たときよりきれいにして帰る。…です。今でもこれを守っていますし,自分の子供たちにも伝えています。

 

 釣りは色々なことを感じさせてくれます。釣れる魚種で季節を感じ,魚と真剣勝負をする。サケ,マス,サバ,イワシ,ホッケ,ハゼ,カレイ,イカ,ニシン,シャコ,カワハギ,サヨリ,ワカサギ…となんでも釣ります。変わり種として,カニ,タコ(もちろんリリースしました)等も釣れたことがありました。周りの方と釣り談義を楽しんだ後は,帰宅して自分の釣った魚を捌き,命をいただきます。命の連鎖に感謝です。

 

タイトルにあるのは僕が登録している釣りチャンネルのオープニングソング(*1)の歌詞の一部です。釣りの動画と,釣った魚を料理する動画がアップされています。魚がさばけるようになったのは,これらの動画を毎日見ていたからだと思います。おかげで,料理の腕は少しあがったかな?子供たちは,自分の釣った魚を刺身にして食べるのを楽しみにしています。

そんなこんなで,釣りに行くと釣れても釣れなくても,僕は気持ちよく帰ってくることができます。

 

だから,釣りは僕を日常の疲れから救ってくれます。今後も続けていきたい趣味の一つです。

 

 

*1 YouTube『釣りよかでしょう。』のオープニング『釣りよかでしょう。のテーマ』シンガーソングライターの頭 勇哉(えがしら ゆうや)さんが手掛けた曲。

 

1か月もの長い長い夏休みが今週で終わりを迎えました。皆さんはどのような夏を過ごしたのでしょうか。部活や勉強に打ち込んだ人、のんびりと過ごして体を休めた人、せっかくの長い休みということで、なにか新しいことにチャレンジしてみた人…などなど、色々な過ごし方があったかと思います。自分が学生だった頃を思い返すと、一生懸命部活動に励み、勉強は適度にして(ギリギリまで課題が終わらず焦るタイプでした…笑)…という夏休みを送っていたような気がします。

 さて、少し長めの夏休み。わたしは、「新しいことにチャレンジする!」を目標とし、色々なことに取り組んでみました。いつかは…と先延ばしにしていたペン字練習をしたり(2年生勉強会の間に、文字の練習をしていました…気分はすっかりドリルを熟した小学生時代の夏休みです)、ずっとやってみたかった水引アクセサリーに取り組んでみたり…、とても充実した夏を過ごしました。

 その中で最も印象に残っているチャレンジは、「シュークリーム」づくりです。

日本では幕末から食べられるようになったシュークリーム。今日では、お菓子屋さんや専門店だけに限らず、コンビニやスーパーなどでも手に入れることができるようになりました。シュークリームはフランスで生まれたものです。フランスでは、「シュー・ア・ラ・クレーム」と呼ばれています。それぞれ、「シュー」は「キャベツ」、「クレーム」は「クリーム」という意味を持っており、キャベツの形に似ていることから名付けられたそうです。

 シュークリームづくりには、どことなく難しいイメージがありずっと避けていたのですが、「新しいことにチャレンジする!」というこの夏の目標に背中を押され作ることを決意しました。シュー生地は勿論のこと、中に入れるカスタードクリーム、仕上げのカラメルなど多くの工程があり、何度も失敗したかも…と不安になりましたが、無事に完成することが出来ました。

 ちなみにですが…シュークリームなどのシュー生地を食べた時に、「ちょっとしょっぱい…?」と感じることはありませんか?実はシュー生地を作る際には、結構な量の塩を入れるのです。(今回わたしが使用したレシピでは、砂糖と同量の塩を入れています。)

 小麦粉には、「グリアジン」と「グルテニン」と言われるたんぱく質が含まれています。このグリアジンとグルテニンに水を加えて捏ねると、「グルテン」と呼ばれる成分が出来上がります。パンなどが膨らむのはこのグルテンのおかげです。そしてなんと、塩が加わることで、このグルテンはより力を発揮することができるのです。ぷっくりと膨れたシューを作るために、この塩は重要な役割を果たしているのです。

 


 

自分でつくったシュークリームを食べるのは、別格のおいしさを感じられました。少し難しいお菓子ですが、是非みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。休みが明け、皆さんの充実した夏休みの話を聞くことがとても楽しみです。

 昨年度の私のブログタイトルは「旅のしおりは親のエゴ」。今回の夏休みもそのエゴを貫き、家族3人で(娘は留学中)道東の方へ旅しました。私が作るしおりはだいたい10ページほど。出発する数日前にできあがると、息子が楽しそうに読んでくれます。しおりの中身には必ず現地を見学しないと答えられないクイズや、感想などを書いてもらいます。こういうところに職業柄が出てしまい、お恥ずかしいのですが・・・

 今回のメインは、知床半島巡りと網走監獄。なぜ、この場所を選んだかというと、きっかけは歴史的建造物好きな娘が網走監獄に行ってみたいなぁとつぶやいたその一言。その一言から道東を雑誌で調べるようになり、調べてみると明治のころから開拓の拠点として道東の礎を担っていたことがわかりました。・・・はい、わくわくし始めてるのは私です(娘よ、ごめん)。

 札幌から知床まで、車で6時間半。北海道横断の旅です。途中、道の駅に寄りながらの行程でしたが、それにしても遠い!道東出身の生徒さんが本校には何人もいますが、保護者の方がガイダンスに来てくださったり長期休暇でお迎えに来てくださることを考えると、本当に感服してしまいます。

知床半島では観光船に乗りましたが、冬場の流氷にもまれながら形作られた岸壁を間近で見ることができ、とても迫力がありました。ひとしきり、観光アナウンスが終了すると、加藤登紀子さんの「知床旅情」が流れます。この曲がとてもノスタルジックで、しばしその艶やかな歌声に浸っておりました(夫と息子は若干退屈ぎみ)。

そして次の日は網走監獄へ。こちらは本当に見どころ満載でとても興味深かったです。監獄が作られた経緯はロシアの脅威からこの蝦夷地を守るため、また当時の戊辰戦争や西南戦争による囚人の行き場を作るため。この監獄に集められた多くの囚人たちのおかげで、道東への道が迅速に作られたわけです。しかし、この極寒の地での労働は命の危険も当然あったわけで、たくさんの方たちが亡くなられたとも説明されていました。私が感心しながらそれぞれの建物を見ていると、あれ?うちの家族がいない・・・・気がつくと二人で虫取りしてました。

 

 そうですよね、わかっているんです。我が家の男性には私の旅プランが受け入れられていないことを。今回は、娘がいないため、相槌を打ってくれる相手がいないことも、とても寂しかった。でも、家族の行事は絶対です笑。もうすぐ娘も留学から帰ってくるので、今度のプランは娘と一緒に企画したい!我が家の旅は、まだまだ続きます!

 皆さん方には、推している語はありますか?私の今の推しの語はgiveです。giveは基本単語ではあり、学習を始めたばかりの時に出逢います。しかしながら、使いこなすのが難しい語でもあります。

  推しの語(give)の出身地は、ドイツらしく、古くから英語のメンバーだったようです。(giveの語源を遡ると、ドイツ語gebenと関係があるということがわかっています。)giveは、その単語のみで使うとよりも、2語以上のつながりで使用されることが多いです。例えば、写真を撮る際に、相手に向かって「にっこり笑って」などと言いたい場合、何と言いますか?Smile!などとも言えますが、Give me a big smile!と表現すればいいでしょう。giveを使用すること、またa big smileと笑顔に対して形容詞bigを加えることで、笑い方の説明も同時にすることができます。

  気になる語があれば、辞書を引いて、その語源(出身地)や一緒に使われる語(仲良しの語)を調べてみて下さい。語は、1語で使われることよりも、2語以上のつながりで使われることがほとんどです。皆さん方には、推しの語はありますか?ぜひ、気になる語の追っかけをして、辞書を活用し「推し活」をしてみて下さい。

私の最大の情熱の 1 つは旅行です。私は米国マサチューセッツ州スプリングフィールドの下層中産階級のカトリック教徒の家庭に普通の子供として生まれました。人生の最初の 17 年間は、高校を卒業して就職し、定住して残りの人生をそこで過ごすだろうと考えていました。しかし、神は私に対して別の計画を持っておられました。

ちょうど40年前、私は一人で飛行機に乗ってグアテマラとベリーズのジャングルへ行きました。私は以前からジャングルの野生動物に深い興味を抱いており、大学1年生の時に実際に熱帯雨林を訪れる機会がありました。当時、人生で唯一の旅行になるだろうと思っていましたが、結局かなり違ったものになった。

その旅行中に、私の世界に対する認識は変わりました。拡大しました。聞いたこともない食べ物を食べました。私は母語ではない言語でコミュニケーションをとりました。私は自分の文化とは大きく異なる人々と一緒に暮らしていました。この経験は私に驚きと放浪癖を植え付けました。

その最初の旅以来、私は 30 か国以上を訪れ、いくつかの外国語を学び(そして忘れて)、世界中から数え切れないほどの友達を作り、1,000 冊の旅行パンフレットを埋めるためのサイトを見てきました。

私にとって、世界旅行は忘れられない経験であり、私の人生にさまざまな影響を与えました。常に新しくて豪快な場所を訪れることができれば幸いです。

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みなさんは動物が好きですか?私は動物全般(昆虫は別ですが。。。)が大好きで、小さいころからよく家族で動物園や、実際に動物と触れ合える場所に行ったりしていました。 

そんな私は今まで3匹の犬を飼っていたことがあります。1匹目は、自分が生まれる前から実家で飼っていた真っ白なシベリアンハスキー。2匹目は小学3年生の時に父がいつの間にか手続きをしており飼い始めたシェパード。2匹とももちろんとーーっても可愛いのですが、外で飼っていたこともあり、ここまでずっと大型犬と一緒に過ごしてきた私は、いつからか「小型犬を飼って家の中で一緒に過ごしたい…!」と思うようになり、毎日のように両親にお願いをしていました。そんな中、ついに数年経った中学2年生のGWに、父から「じゃあ見に行くか」と許可が下り、当時まだ元気だったシェパードを連れてペットショップに新しいメンバーを探しに行きました。 

ただ、一緒に連れて行ったのはシェパード。どの子も生後数か月なのでその大きな姿に怖がり、びくびくと震えていました。が、そんな時、1匹のミニチュアダックスフンドだけがほそ~いしっぽをブンブンと振り回し、遊ぼう遊ぼうと言わんばかりにシェパードに飛びついてきました。私たちは「この子だ…!!!」と運命を感じ、無事にその子を引き取お家に帰ってくると、私たちもびっくりするほど2匹は仲良し。起きている時は家の中で追いかけっこをしたり、夜は一緒に眠ったり…お兄ちゃんから顔をなめられてべちゃべちゃになっても、ずっとくっついていました。 

そんな楽しい時間はずっと続くと思っていましたが、ダックスを飼い始めてから数か月たったある日、シェパードが悪性リンパ腫という病気にかかっていることが分かりました。そこからあっという間に病気は進行し、約1年経った頃にシェパードは亡くなってしまいました。いつか別れが来るのは分かってはいたけど、こんなに早いとは。。。もっともっと可愛がってあげれば良かったと本当に後悔しました。 

 

「毎日遊んでいるのに 大はしゃぎして飛びついてきて 幸せなときもそうではないときも いつも傍に寄り添って ときには向き合うことができなくても 疑うことなく信じてくれて 何も話さなくてもわかってくれて 一緒に過ごすのが当たり前になって ときには兄弟となりときには親友にもなり いつのまにか誰よりも歳をとっていく 衰えていくその姿から目をそらさないこと 最後の最後まで見守ること 命を持って教えてくれたことを忘れないこと 家族を失う悲しさを 生きる時間は限られていることを 精一杯今を楽しむことを どんなに悲しくても辛くても いつかその日が来たら 出会えたことに感謝する」 

 

これは、たぐちひさとさんによる「犬の教え」というものです。 

動物はたくさんのまっすぐな愛情をからだ全体を使って一生懸命に表現してくれます。その反面、私たちはお互いに言葉を発して思っていることを伝え合えるのに、それが分かっているからこそ、ことばの大切さを忘れ、雑になってしまい、時には相手を傷つけてしまいます。 

せっかく私たちは「ことば」というツールを得て、話す機会を与えられたのだからこそ、その「ことば」を大切にして、自分の身近にいてくれる人や動物に感謝を伝えながら毎日過ごしたいですね。 

さて、そんな小川家のダックスももう14歳。いつまで一緒に過ごすことができるか考えると不安や悲しみが襲ってきますが、残りの時間を大切にして今日もたくさんの愛情を注ぎたいと思います。

7月8日(土)は高校学校祭の一般公開日でした。天候に恵まれ、とても暑い中で各クラス様々な催しをしており、生徒も、来てくださった一般の方々も楽しそうに過ごしている姿を見て、私も幸せな気持ちに包まれました。来校してくださった方々、バザー等でお手伝いやご協力をしてくださった保護者の方々、ありがとうございました!そして、お迎えする準備をした生徒と教職員の皆さん、お疲れ様でした!

さて同日、欲張りな私はさらなる幸せを求め、ある場所を訪れました。

白い恋人パークです。

目的はズバリ、桃とマンゴーの欲張りサンデーそして弾ける幸せハニーレモネード/ザクロレモネード です。3年生が昨年度から石屋製菓さんと進めていた商品開発で、実際に商品化されたものたちです(詳しくは以下の石屋製菓さんのURLへ)。

https://www.shiroikoibitopark.jp/summer/

生徒と共に商品開発に携わって、1つの商品ができるのに、こんなにも手間ひまと労力がかかるのか、と感じることができました。世に出ている商品は、もうそれだけでスゴい。

サンデーもレモネードも見た目にも可愛く、味も申し分なし!構想をゼロから考えた生徒、それを実際にクオリティの高い商品のレベルまで持ち上げてくださった石屋製菓さんに感謝しつつ、さらなる幸せを噛みしめるひとときとなりました。8/31まで売っているようなので、ぜひご賞味ください!!

今年度も2年生は企業とコラボし、新たな商品を生み出します。来年はどんな幸せを感じさせてもらえるのか、今から楽しみでなりません。

お祭りのシーズンです。札幌でも大きなお祭りがあって、今年は屋台が多く出ていました。久しぶりに出かけて、子どもと一緒に屋台をのぞいて歩いていると「金魚すくい」の文字が…。

「はっ!いけない!〈金魚〉の文字を息子に見せてはいけない…!」と思った時には時すでに遅し、金魚を発見してしまった息子は目をキラキラさせて「金魚すくいをどうしてもしたい!そして金魚を家で育てたい!」と言い出しました。…ちょうど1年前のこのブログに同じようなことを書いたのですが、息子は「何かを育てたい」という気持ちがとても強いのです。すでに家には飼って6年目になるウサギ、昨年から元気に冬を越したコクワガタ・オオクワガタのつがいがおり、さらに彼が植えたミカンやら何やらの鉢があり、それだけでもお世話がけっこう大変だし、小さな金魚は弱いことが多いので、金魚すくいは阻止しようと思いましたが、懇願されて根負けし、金色のかわいい金魚を一匹すくって帰ってきました。

1匹ならなんとか飼えるか…と思っていましたが、甘かった。その次の週、息子の通う学童で「お祭りごっこ」があり、なんと9匹の金魚をすくって帰ってきたのです…!合わせて金魚が10匹…!!すでに病気になっている金魚もいたので、大きさや弱り具合で分けて、水槽4つで飼うことになりました。水槽4つとなると水を換えるだけでもひと苦労ですが、小さい金魚たちが一生けんめい泳いでいるのを見るのはかわいいものでした。

ですが、やはりすでに弱っていたものが多く、朝起きて水槽をのぞくと、体の小さい金魚が動かなくなっている…ということが何度かありました。昨年は1匹いなくなるたびに号泣していた息子だったので、大丈夫かな…と思って見ていましたが、今年は悲しがっても涙をぐっとこらえて庭に埋めてあげていました。

6月のある朝、お祭りですくった金色の金魚が動かなくなってしまいました。さすがに泣くかな…と思いましたが、息子は泣かずにじーっと金魚を見て小さな声で「うちに来てくれてありがと。えさを食べてくれてありがと。泳いで見せてくれてありがと。大きなフンもしてくれてありがと。」と言いました。ああ、そんなことを考えていたんだなあ、ただ悲しがるだけだった去年とは違うじゃないか、子どもはちゃんといろいろ成長しているんだなあ、と思ったら、こっちが泣くところでした。

1年前も書きましたが、生き物を飼うのは大変です。でも、教えられることも多いです。そしてそんな経験を通して成長していく子どもの姿にはっとさせられることも多いものです。そんなことを考えた最近のできごとでした。──金魚は少なくなってしまいましたが数匹は今も元気に泳いでいます。長生きしてほしいな、と思っています。

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